クリスチャンのビジネス・パーソンの皆様へ 「ビズテリアの懇親会」

ビズテリア・クラブによる、経営者向けの意見交換会、政策提言など、様々な催しに関わってから、一年以上が経ちました。(関連記事)その間に、数多くの、主にスタート・アップ関連の経営者の方々にお会いし、また何人かの政治家にお会いすることができました。その都度、牧師として、イスラエルや世界情勢を通して、聖書の話やキリストの福音のことも聞いていただいています。

先々月から、月例(第三週の木曜日)の懇親会とその前の分科会に関わらせていただいています。第一回目は、西岡力先生がスペシャル・ゲストであり、二回目は、中山泰秀議員と評論家の江崎道朗さんがスピーチしてくださいました。

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イスラエルの入植者と現地パレスチナ人との共存

メディアによって伝えられる印象が、実際とはかなり違う、ということは常ですが、イスラエル・パレスチナ問題は第一に挙げられるでしょう。

このThe Ask Projectは、イスラエルとパレスチナの現地の人々に直接、世界の人たちが気になる質問を有体に尋ねていくものです。このシェア元の動画は、入植地の人たちに「あなたがたの隣人のパレスチナ人のことはどう思いますか?」であります。自分たちの住居地の周囲は全てパレスチナ人の村々ですから、彼らはむしろ少数派です。

ほとんど全員が、当たり前のことであるかのように「いい人たちだ」と言います。入植地には、パレスチナ・アラブ人たちがたくさん働いています。そして小さい時から友達だったりしますから、互いに家を訪問します。

「入植者は極右で、排外主義者で、パレスチナ人と分離している」
「パレスチナ人は入植地のユダヤ人をことのほか、憎んでいる」 続きを読む イスラエルの入植者と現地パレスチナ人との共存

イスラエルを祝福する韓国教会

つい先日、イスラエルのリブリン大統領が、訪韓していました。その時に、記念すべきことが起こりました。ヨイド純福音教会の祈祷会に参加したようです。

 

https://youtu.be/XrHPotC3dBY

韓国の教会は改革派の神学が強く、元来、今のイスラエルやユダヤ人に対する関心は薄いと思われていました。けれども、クリスチャンの数は多く、聖地旅行に行く数が多いため、大韓航空も直航便を出しています。また、ヘブライ大学などで勉強する人や、福音の働きのために滞在している人たちも多いです。そして韓国とイスラエルの関係は、地政学的に大国に囲まれている、自由民主主義国であるということで、親和性が強く、安全保障上のつながりは強かったと聞いています。 続きを読む イスラエルを祝福する韓国教会

異端審問とマラーノ(隠れユダヤ教徒)の歴史

先月、この勉強会に行ってきました。

フェイスブック上ではお知り合いだった方々が講師で、「ポルトガルのユダヤ人を襲った苦難」という題名で聞きました。「シオンとの架け橋」のフェイスブック・ページで、味わいのあるイスラエル国内情報をアップしてくださり、大変感謝していることと、超正統派ユダヤ教徒であったのにイエス様を信じた方に、顔を合わせてご挨拶と、感謝の思いを伝えたかったのと、この勉強会のトピックに、興味を持ったからです。

内容としては、まさにホロコーストを知ることと同等の、非常に重みのあるもので、このような講義を、一キリスト教団体が無償で提供してくださっていることに、どれだけ感謝すればよいか分かりません。しかも、イスラエルからわざわざいらして、奉仕活動として行なっておられるのですから、頭が下がります。 続きを読む 異端審問とマラーノ(隠れユダヤ教徒)の歴史

第二の「ハマスの息子」

ハマスへの爆弾がもう一つ落とされました。

ハマス創立者の一人の息子、モサブ・ユーセフ氏について、かつて何回かに渡って記事を書きました。彼はイスラエルのシンベトで働き、キリスト者となり、アメリカに亡命していました。著書「ハマスの息子」は日本語に訳されています。 そして、グリーン・プリンス(Green Prince)と言うドキュメンタリー映画もその本に基づいたものです。必見です、諜報機関でなければ出てこない映像がてんこ盛りです。

https://youtu.be/X9VphM7soIA

そして今回、彼の弟も、ハマスから出て、ハマスの中身をイスラエル人ジャーナリストに暴露を始めました! 続きを読む 第二の「ハマスの息子」

「テロリズム容認」神学、日本に紹介される

以下、フェイスブックで投稿した内容を一部編集して、転載いたします。

今、あるフェイスブックページで、共産主義を容認し、日本共産党と共闘までしている福音派の指導者の問題が話題になっています(参照サイト)が、こちらも、恐ろしいと思いました。著名な福音派の神学大学院における連続講義で多くの牧師や神学生が受講していると聞いています。

③【ディスペンセーション主義キリスト教シオニズムの教えと運動の分析・評価 】

本質的には似通っています。つまり、テロリズムや暴力を容認していることです。「平和と正義」という名で人々をだますことによって、暴力を容認しているという事実を隠しながら神学の中で押し付けている問題です。改めて、ブログ記事にしたいと思いますが、少しだけ、何が問題点であるかを書き留めていきます。

反ユダヤ主義で英国聖公会から除名された元司祭

この方が資料としているスティーブ・サイザー(Stephen Sizer)氏による著作を資料源として講義をしていますが、彼は、英国聖公会(アングリカン)から、反ユダヤ主義を提唱したとして司祭職から除名されたに等しい辞職をしました。英国聖公会は、シオニズム支持でも何でもありません。そういった教派が、反ユダヤ主義を根拠に除名措置を迫ったのは、相当のことなのです。

下の記事に、スティーブ・サイザー氏が、イスラム・シーア派の原理主義テロ組織ヒズボラの指導者と会見している写真を掲載しています。この組織は、日本を含め西側諸国でテロ組織として認定されている団体です。伝道や宣教の目的であれば問題ないですが、いいえ、彼らの大義をキリスト教的に(?)支持するために言っているのです。反イスラエルで共闘しているのです。

「悪を善、善を悪とする」時代

Stephen Sizer meets Nabil Kaouk, a top Hezbollah official and militant commander, in Lebanon

キリスト教の砂糖で固めたパレスチナのテロリズム神学

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ユダヤ人の間のイエス信仰の拡がり

※ この頃は、フェイスブックでの投稿が多くなっていて、ブログでは少なっています。けれども、そこで書いたもので他の方々にも分かち合いたいものを、掲載していこうと思います。

テルアビブにあるメシアニック・ジューの集会(教会)の指導者、ロン・カンターさんが、一般の報道局であるi24newsにて、なんとメシアニック・ジューのことについて、インタビューを受けています。すごいことですね、画期的です。インタビューをしている方も、素朴な疑問を投げかけてくださっているので、ロンさんも、明快に答えることができたのではないかと思います。 続きを読む ユダヤ人の間のイエス信仰の拡がり

「イスラエル・ベンチャーを聖書から考える」 勉強会

~「イスラエル・ベンチャーを聖書から考える」勉強会の申込募集 ~

今月1月29日に、ビズテリア主催の、イスラエル・ベンチャーと聖書との関わりについての勉強会(四回目)があります。

「イスラエル・ベンチャーを聖書から考える」 勉強会

イスラエル企業と何らかの関わりのある方や、イスラエル企業の代理店の方、また別業種の経営者の方でも、経営に関わっておられる方であればどなたでも参加可能です。クリスチャンの方であれば、参加費は無料です。参加されて、ご自身の知人の他の経営や事業者にご紹介してくだされば嬉しいです。(申し込みはリンク先でオンラインで出来ます) 続きを読む 「イスラエル・ベンチャーを聖書から考える」 勉強会

「アフリカの角」を巡る争奪戦

数年前まで考えられないほどの、地滑り的な秩序崩壊が、中東とその周辺で起こっています。最近起こった、サウジ人のジャーナリスト、ジャマル・カショギの在トルコ領事館における惨殺もそうですが、ここで誰が悪いことをしているのか?ということは、正直、不毛な議論でしょう。反トランプ政権や反イスラエルのリベラルの人たちは、ここぞとばかりに徹底的に叩きますし、イスラム過激派組織もこれを使って力を巻き返そうとしているようです。

ここで明らかになっているのは、言い方が悪いですが、「魑魅魍魎とした妖怪たちが動き出している」というような見方をしたほうがよいでしょう。中東と北アフリカの地域をどの勢力が支配するのか?という覇権的駆け引きと戦いなのです。

トルコ、イラン、そしてロシアの野望

トルコのエルドアン大統領の野心は、オスマン朝のスルタンの野望とも言われますが、かつての、北アフリカから中東全域を支配していたオスマン帝国の栄華を取り戻すというものです。そしてイランは、ヒズボラやハマスなどを使うなど、中東全域にテロリズムによって不安定にさせることによって、中東全域における覇権を狙っています。イスラエルに対しては核攻撃、またシリアへ軍事介入などしています。

そしてサウジアラビアは地域大国としてイランとは覇権戦争をし、その代理的戦争がアラビア半島の南端にある、かつてのシェバ王国の遺跡のある「イエメン」で起こっており、イエメン内戦は数多くの餓死が起こっており人道的危機に陥っています。そしてトルコもイランと結びつき、サウジを牽制しています。ジャマル・カショギ氏のサウジ当局による暗殺は、サウジを弱体化させるために最大限に利用しています。

サウジとイエメンは、エゼキエル38章にひょこっと「シェバとデダン」で出てきて、ゴグ率いる軍隊によるイスラエル侵略に文句を言う国として登場します(13節)。

そしてロシアは、すべてを網羅して世界的覇権を拡げ、中東地域は著しいです。こちらに、プーチン露首相の生々しい狡猾な政治を読むことができます。

「「21世紀最凶の殺戮者」プーチンがもたらす憎悪の世界」 続きを読む 「アフリカの角」を巡る争奪戦

2018年クリスチャン・メディア・サミット

イスラエル政府の報道局が主催のイベントで、去年から始まり、二回目です。イスラエルに支局や本部を置いているキリスト教系の報道局の関係者を招待して、首相や大統領、在イスラエル米大使をはじめとする方々がスピーチをして、福音派の教会とイスラエルの関係を、お祝いし、またそれぞれがどのように考えているか意見を述べる機会となっています。

Christian Media Summit Conference

イスラエルが政府として、このように福音派教会の存在を受け入れていることは画期的なことでしょう。

ネタニヤフ首相とフリードマン米大使のスピーチ(動画)

私が心に深く留まったのは、次の、二人の方のスピーチです。 続きを読む 2018年クリスチャン・メディア・サミット