「イスラム教再考 ― 18億人が信仰する世界宗教の実相」(飯山陽 著)

 イスラム思想研究者、飯山陽さん著による、今年3月に出版された本書を完読しました。彼女の本は、「イスラムの論理」「イスラム2.0」と読んでいて、その続きと言ってもよいのが、本書です。ぜひ、以前の書評記事をお読みください。 … 続きを読む 「イスラム教再考 ― 18億人が信仰する世界宗教の実相」(飯山陽 著)

「イスラム2.0」(飯山陽 著)書評 - キリスト教との関連から

イスラム思想研究者、飯山陽さんによる以下の著書を読みました。 「イスラム2.0  SNSが変えた1400年の宗教観」  いつもツイッターとNoteでフォローしている方々の一人です。以前、「イスラム教の論理」(拙ブログの書 … 続きを読む 「イスラム2.0」(飯山陽 著)書評 - キリスト教との関連から

「イスラム教の論理」読後感想 & キリスト教とイスラム教

透き通って見える解説 久しぶりに「イスラム教の論理」という、イスラム関連の本を読みました。イスラム思想の研究者、飯山陽さんの存在を知ったのは、イスラム国の台頭によって、「どこまでもイスラム国」というブログを見つけたことで … 続きを読む 「イスラム教の論理」読後感想 & キリスト教とイスラム教

トランプ大統領の「エルサレムはイスラエルの首都」認知

この話題について、フェイスブックで書き連ねていったので、こちらに転載したいと思います(一部、編集します)。 イギリスBBCによる報道(写真をクリックすれば読めます) ネタニヤフ首相の歓迎の言葉 エルサレム首都宣言について … 続きを読む トランプ大統領の「エルサレムはイスラエルの首都」認知

「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」

読了しました! 「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」(小泉悠著 東京堂出版)(目次) それほど頁数の多い本ではありませんでしたが、これまでロシアについて知らなかった私は、地名とか、どんどん新しい名称や情報が出 … 続きを読む 「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」

「2075年までにイスラム教徒が世界最大勢力に」

今の世界を見る時に、イスラム教の伸長とイスラム国によるテロ拡散は、私たちが心して見ていかないといけないことは、当ブログでもずっとお話しさせていただきました。イスラム研究者として、私がフォローしているのは、池内恵准教授の著 … 続きを読む 「2075年までにイスラム教徒が世界最大勢力に」

「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」①

先日、池内恵氏による「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」を完読しました。 「いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱 … 続きを読む 「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」①

クリスチャンの行なう「剽窃」

今日、一つ強く思わされることがありました。以前ご紹介した「イスラーム国の衝撃」の著者、池内恵准教授が自身のブログで剽窃の問題を取り上げていました。 『イスラーム国の衝撃』を剽窃した記事についての対応 剽窃(ひょうせつ)と … 続きを読む クリスチャンの行なう「剽窃」

人質交渉から見える「ヨルダン」

高度な内部情報 先日ブログでも紹介し、少しずつ読み進めていた「イスラーム国の衝撃」を読了しました。よくまとめられており、2001年の米国同時多発テロ以降のアルカイダの動きから現在に至るまでの流れを上手に映し出しています。 … 続きを読む 人質交渉から見える「ヨルダン」

テロ戦に相対する日本人の心構え

テロはもはや「議論」ではなく「対策」の時 前記事でご紹介しましたように、イスラム国による日本人人質殺害予告について、クリスチャンとして執り成すことが、いま先決です。それ以外に、何をしなければいけないのか?まず、「対テロ戦 … 続きを読む テロ戦に相対する日本人の心構え