講演会「西岡力 語る会」のお知らせ

「カルバリーチャペル・ロゴス東京」におけるイベントですが、こちらでも宣伝させていただきます。
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この都度、ソルティーの協賛で西岡力教授の講演会があります。キリスト教に普段、触れる機会のない方々に特に来ていただきたいと願っています。ぜひ、知人・友人・ご家族の方々をお誘いのうえ、お越しください。

※下の画像をクリックを押すと、PDFファイルが開きます。そこに開催場所の行き方などの情報も入っています。

人類起源の「定説」という危うさ

NHKの甚だしい進化論宣伝

NHKは、ずっと前から仮説にしか過ぎない進化論の物語を、普及するのに多くの時間を割いていますが、酷いのが「NHK 人類誕生」というシリーズを三回流し、いかにサルから人間に、そして日本の上陸したのかを、高度なアニメーションを使って説明しています。

けれども、この記事にあるように、「定説」と言われているものは、ころころ変えられています。人類が約20万年前にアフリカ東部で生まれたというのが定説と言っていますが、次の記事ではアフリカ北部のモロッコで30万年前のが見つかったとか、あまりにも変化するものであり、「定まった説」など何一つありません。

根底から覆す遺跡がトルコに

今年4月のトルコ・ギリシア旅行の旅行記を書き始めて、トルコが本当に人類の悠久の歴史を豊富に持っている国であることを知りましたが、一気に上の話のような「猿→原始人→人類」という流れを覆す遺跡が、発掘されています。それが「ギョベクリ・テベ遺跡」です。 続きを読む 人類起源の「定説」という危うさ

リベラルにある破壊性

以下はフェイスブックで行なった投稿です。

キリスト教関係者による、「平和」の名の暴力行為を考えてみる

以前から、ブログでは「平和活動」という名の下でキリスト教関係者が、排他的な政治行動への化している点について、多く書いてきました。最近では、次のような暴力行為にまで発展しています。

ちょっと国内事情:反基地平和活動家牧師、暴力事件で懲役求刑

なぜ、「キリスト教」関係者が「暴力的」になるのか?しかも、そういった人々に限って、「平和」のイデオロギーを掲げて正反対のこと、裏腹のことをしているのでしょうか?

ここに、リベラル派の教会で信仰を持ってから、福音的な信仰に変わった経歴を持つ方が書いている記事があります。その体験から感情も込めて語っておられますが、なぜそうなってしまうのか?事の本質をしっかり話してくださっています。

リベラル派クリスチャンの矛盾 正義を叫ぶ人にも潜む暴力性、逃れられない人の罪」から:
リベラルの人々が抱える最大の問題は、人間の抱える罪の問題に対して、あまりに理解が浅いということです。人間の理性に信頼を置くリベラルは、人間の悪に対して驚くほど無力です。
(関連記事:「「悪を善、善を悪とする」時代」)

かつての自分と向き合う リベラル派クリスチャンとの議論をめぐる考察」から: 続きを読む リベラルにある破壊性

SALTY(日本キリスト者オピニオンサイト)

本日、新しい、キリスト者によるオピニオンサイトSALTYが創刊しました。私も、客員論説委員として、主に中東情勢を担当させせていただきます。すばらしい論説委員の方々の中に交わらせていただき、とても光栄に思っています。

SALTY 日本キリスト者オピニオンサイト

西岡力教授について

その中の一人、主筆の西岡力先生は、学者としての姿勢や、救う会会長としての働きの背後にある、謙虚な信仰の姿勢をずっと前に知り、尊敬する方でありました。そのことを、実際にお会いした時にお分かちすることができました。 続きを読む SALTY(日本キリスト者オピニオンサイト)

16年目を迎えた米国同時多発テロ

フェイスブックにおける投稿

16年前の昨日、世界が多く変わりました。いろいろな意味で変わりました。テロ戦の時代に入ったというのはもちろんのこと、世界の価値観がみるみるうちに変わり、今もその延長にあると言えます。

教会も、霊的に変わりました。かつて二つの世界大戦やナチスがユダヤ人などに行った悪を見て、人々は進歩して、理想の世界になるのだとする価値観が、キリスト教会の中にさえあったのが、粉砕されました。けれども、米国同時多発テロによって、人間が何も変わっていない、いや文明論、歴史観そのものが揺るがされるような形で、悪が噴出しました。ナチスはいみじくも、「科学」の名において悪を行ないましたが、イスラム過激派は、古典であるとされていた、昔話とされていた彼らの信じる聖典に触発されて行なっているのですから。

聖書を信仰するのであれば、イエス様の言われている終わりの徴、預言者たちが語っていた徴が顕著に現れていることが分かります。そして聖書は古典ではない、人は進歩するのではなく、神が何千年も前に語られていることが甦るということを経験し続けています。

しかし人間は、それを直視したくなかった。客観的事実を観たくなかった。そこでポスト・モダンとも言われる、「事実ではなく、感じることが大事なのだ」という哲学が、16年前の9月11日の衝撃から始まりました。感情が絶対化され、自己が肥大化され、人々が今よければよい、と思っています。 続きを読む 16年目を迎えた米国同時多発テロ

「オリーブ山便り」リニューアル

お知らせです。

在イスラエルの日本人キリスト者から発信される、中東・世界情勢ニュース「オリーブ山便り」が、ウェブサイトとしてリニューアルしました。

私が日頃接している、日本語による中東・世界情勢ニュースでは、オリーブ山便りに並ぶものはありません。とてもバランスよく、イスラエル当地や欧米から発信される英文記事をまとめ、そしてキリスト者の視点でそれを解説しています。ご本人は、これを主に仕える働きとして行われていますが、ジャーナリストとしても、一般の記者による報道と負けず劣らずの内容になっています。

現地からのニュース発信のみならず、講演や講義の依頼にもお応えされています。さらに最近、イスラエル政府からの公認旅行ガイドの資格を取得されたので、イスラエル国内の旅行案内や執り成しの祈りの働きのお手伝いなど、お手伝いすることがおできになります。⇒「ガイド/講演依頼

ぜひ、ウェブサイトをお気に入りに入れてください。そして、いち早くニュースを受け取りたい方は、メール配信登録をされることをおすすめします。 続きを読む 「オリーブ山便り」リニューアル

「言葉狩り」という恐怖

オーストラリア人のNeel Kolhatkarというコメディアンが、”Modern Educayshun”という短編映画を動画で流しています。

その題名は「現代の教育」という意味ですが、正しい綴りEducationから、、shun(避ける、遠ざける)という言葉に言い換えることによって、「当たり前のことを言えないように疎外する」という皮肉を込めています。全てのことを平等にすることによって、どれだけ息苦しく、人々の自由や人間性を奪い取るかを風刺しています。

ある方が訳してくださった、大まかな日本語訳を記事下のコメント欄に掲載します。

教会にも見えてくる「言葉狩り」

こんな感じですが、私は、「あれっ?日本のキリスト教界にもありそうな?」と思いました。例えば、らい病を「ツァラアト」を翻訳した根拠が「差別語」だというところに、かなり違和感を抱いていました。新共同訳の、適宜、文脈に即して訳し分けているほうが、はるかに誠実だと思っております。私は今でも、その文言が出ると第二版に基づいて「らい病」と、そのまま読んでいます。 続きを読む 「言葉狩り」という恐怖

「目に見える戦争」から「目に見えない戦争」へ

この二つのNHK「クロ現代」の番組を見ました。

アメリカに監視される日本 スノーデン未公開ファイルの衝撃

NHK クローズアップ現代+ 「アメリカに監視される日本 ~スノーデン“未公開ファイル”の衝撃… 投稿者 WWAYY

プライバシーか?セキュリティーか? スノーデン日本ファイルの衝撃~

NHK クローズアップ現代+ 「プライバシーか?セキュリティーか? ~スノーデン“日本ファイル… 投稿者 WWAYY

ヒューミントではなく、先端技術に依存する官僚化したCIA

非常に興味深いです。昔、イラク戦争後に出版された、次の元CIA職員による本によって、衝撃を受けました。 続きを読む 「目に見える戦争」から「目に見えない戦争」へ

福音の政治化

これまでも、当ブログでこの話題についていろいろ書いたことがありますが、再び、あるところで書いた文章をこちらにも掲載したいと思います。(一部、元の文章から編集します。)

<政治的保守主義とキリスト教>

政治的保守主義とキリスト教(カナイノゾム研究室)

日本の教会において、政治的に「保守」という立場を取る人が少ない。そして、保守というと、すぐに軍部が支配する全体主義に後戻りすると思う傾向があります。さらに、真実なキリスト者ではないという発言まで聞きます。これは明らかに暴言です。世界中に政治的に保守主義を取っていながら、立派なキリスト者は無数にいます。

厳密に聖書を見つめるならばシェア元記事にあるように、聖書における政治思想はむしろ「保守的」です。いや、私の意見では、もっとはっきりと言うならば「体制的」であると思います。使徒ペテロが、「人の立てた制度に従いなさい。」と言いました。

なぜなら、例えば、共産主義国において、反共の思想(右)は「反体制」になりますが、キリスト者はその政権を神が立てたものとみなし、反体制運動を起こしません。思想的にはむろん、信仰上、共産主義を受け入れませんが、それと政治的行動を起こすこととはまた別です。

キリスト者は、自分の置かれている国の指導者を敬い、その人のために祈り、執り成します。それが人々から偶像視されている王であってもです。しかし自らは拝まない。神をむしろ畏れます。しかし、神を畏れるがゆえに、王を敬います。 続きを読む 福音の政治化

自己同一性の否定

以前から「リベラルの価値観が暴走し、人々の自由を奪い取っている」ということを話させていただいていますが、日本では実感が薄いかもしれません、けれども、人々の心を蝕んでいることは確かです。

Video: Can this 5’9″ white guy be a 6’5″ Chinese woman?(ビデオ:180㌢の白人男性が198㌢の中国人女性になれるのか?)

本場の欧米では、価値観の混乱によって、信じられないことが起こっています。この記事は、社会実験として、白人の男性が、大学のキャンパスで質問していくものです。動画もありますので、ご覧になるとよいでしょう。

私たち日本人は、「同性愛が自然のものではないでしょう?」という感覚が以前はあったのですが、今は、マスコミの情報によって、また政府や行政も平等という名の下で、その権利を拡充する方向に進んでいっているので、あまり違和感を抱かなくなってきていることでしょう。 続きを読む 自己同一性の否定