新シリーズ <使徒の働き>

明日から、毎週土曜日の聖書の学びは「使徒の働き(口語訳は「使徒行伝」)」を始めます。

これまでは、新しく信じた人たちのために、救いの教理を体系的に知らせるため、ローマ人へ手紙の学びを行なっていました。けれども、これからは「教会」を知るために、その誕生の歴史を知ることによって今の教会への原動力になればと願い、使徒の働きを学びます。

誰でも「教会」について知りたい方はぜひお越しください。この学びによって、教会が霊的復興する渇望が心の中に起こされることを強く願います。そして学ぶだけでなく、それを実際の行動に移すことができるようなご聖霊の働きを待ち望みます。

日時: 毎週土曜日午後2時から
場所: 足立区 こども家庭支援センター 別館

以下は、カルバリーチャペル・コスタメサの牧者チャック・スミス氏による著書、「カルバリーチャペルの特徴」からの抜粋です。

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 ヨハネの黙示録の中で、イエスはアジアにある七つの教会に対して、彼らの問題を語っておられます。使徒ヨハネがまだ地上に生きている時代においてさえ、イエスは教会に悔い改めを呼びかけて、彼らの中に存在する致命的な欠陥を指摘されました。イエスご自身や使徒のものとは明らかに違う教えが忍び込み、すでに教会の中に腐った種が蒔かれていたのです。・・・・

 これは最初の教会の基礎が据えられてから、六十年も経っていない時期に起こったことなのです。ということは、教会が腐って生ぬるくなるまでにそれほど時間がかからなかったわけです。主はいつでも彼らを口から吐き出すことができたのです。このような教会の実態は、イエスに吐き気をももよおさせたのです。教会の歴史を眺めるとき、現在も少しも向上していないように思えます。逆に教会は、道徳や倫理に関して悪化の一途をたどっているようです。主が七つの教会に語られたことは、そのまま現代の教会にも当てはめることができます。

 教会の歴史を見直しても、よいお手本を見つけることはできません。それは人間の歴史を見ても人間は堕落しているので、神の願いと意図をそこに見出すことができないのと同じです。・・・教会についてもそのまま言えることです。神が願っておられる教会は、教会史の中にお手本を見つけることはできないのです。

 あるべき姿の教会は、新約聖書の使徒の働きの中にあります。これは力みなぎる教会です。この教会は聖霊によって導かれ、聖霊によって権威を与えられた教会です。この教会が、よい知らせである福音をこの世に示したのです。パウロは、ペンテコステの出来事から三十数年後に、コロサイの人々に手紙を書きました。「それらは、あなたがたのために天にたくわえられてある望みに基づくものです。あなたがたは、すでにこの望みのことを、福音の真理のことばの中で聞きました。この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。(コロサイ書1章5-6節)」初期の信仰者たちは、福音をこの世に力強く表わしていた教会を体験したのです。

http://calvarychapel.com/pdf/translations/ja_distinctives.pdf 「第一章」神が与えておられる教会のモデルより)
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