「敵に死を」に対しては「敵の民に命を」

シルバートランペットの記事をこちらに転載します。

【イスラエルは、敵に命の水を差し出して国家存亡の危機を救う】

注目を浴びている動画なので、ご紹介します。

「イスラエルに死を」と叫ぶイラン政権に対して、イスラエルのネタニヤフ首相は「イラン国民に水を」と返答しました。イスラエルには、使用した水の90%を再利用する技術があります。首相はこの技術を、イラン政権の失策によって干ばつに苦しむ五千万人のイラン国民に提供することを表明しています。

イランはイスラエル抹殺を掲げる政権なので、今回、1)核合意の米国の破棄で、無きものになりつつあり、それでイランの経済的損失が莫大になっている、2)ロシアを取り組んで、シリアからイランの軍事拠点を退ける、そして、3)イランの政権と(1979年のイスラム革命以前は友好関係だった)イランの民を切り離し、ただでさえ経済混乱で民がデモを起こしているところに、民によって政権の土台を切り崩す、という戦略を持っているように思われます。

それを、西側の近代国家の価値観「命の尊厳」で攻め、国際世論も自分に引き寄せようとしている。(事実、イスラエル国家は西側の近代国家のそれなので、単なる宣伝ではない。)

いつも存亡の危機にさらされているイスラエルは、こういった強かな戦略を持ちながら、これまで生き延びていますからね。

こちらにも詳しい、イスラエルの対イラン戦略の記事があります:
イ国からイ国へのメッセージ

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