ガザ攻撃とイラン

ガザ地区からのロケット攻撃、イスラエルのガザへの応酬がここ数日、激しくなっています。恵比寿バイブルスタディの参加者の方で青木さんという兄弟が、ご自身のフェイスブックで詳しく情勢解説を書き記しておられます。とても参考になるので、ご本人の許可の上、掲載させていただきます。(日にちのところのリンク先をクリックすれば元記事が読めます。他の関連記事も読むことができます。)

大事なのは、これがイランが黒幕の代理戦争になっていること、です。エゼキエル38章の預言をまた見つめなおす時です。

(またイスラエル在住している日本人による、こちらの記事も参考になります→ 「キパット・バイゼル」。イスラエルの迎撃ミサイル「アイアン・ドーム」はヘブル語では何と、「鉄のキッパ」だということ。「鉄」は文字通りではなく強さを表します。黙示録19章の再来されるイエス様の「鉄の杖」を思い出しました。)

では、青木さんの記事です。

11月15日「イスラエルとキプロスの間に発見された海底ガス田を巡る超大国の駆け引き」

最近になってイスラエル沖にその名も「リバイアサン」と呼ばれるガス田が発見されたが、海底ガス田はさらにキプロス島沖まで広がっている。この巨大な海底ガス田に大国が目をつけないはずがない。

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米大使館襲撃事件とイスラム信仰

よりによって911の日に・・・「またしでかしたな!」と思いました。

領事館襲撃で駐リビア米大使らが死亡 「預言者侮辱」にイスラム教徒が抗議

改めて、イスラムについて考えなければいけません。以前、紹介した池内恵著「中東 危機の震源を読む」にリンクしている書評から引用します。

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イスラーム原理主義者によるテロ事件の報道などを見ると、私たちはどうしても「西洋(キリスト教)対イスラーム」という図式を頭に浮かべてしまう。しかしイスラームが対面している相手は、実は西洋でもキリスト教でもなく、「近代社会」だ。これが最も顕在化するのが、改宗をめぐる問題である。

池内恵によれば、イスラーム諸国が西洋諸国と向き合うとき争わざるをえないのは、キリスト教的価値とイスラーム的価値の優劣なのではなく、「信教の自由」ということ自体の意味なのだという。

イスラーム教では、イスラーム教から他宗教への改宗は絶対的な罪であり、認められない。「背教」の最たるものとされ、死罪にあたる。……改宗が「許されない」という次元の話ではなく、普遍真理であるイスラーム教から離脱することなど「ありえない」という共通認識が根本にある。(2007年8月、217項)

近代社会では、キリスト教以外の宗教を信仰すること、また双方への改宗も当然の権利とみなされる。ところが、イスラーム教ではそうではない。

近代に確立されてきた基本的人権において、「信仰の自由」は最重要項目である。各個人がある宗教を信仰する自由を保障するとともに、その宗教から離れる自由も、宗教も信じない自由も同時にある。むしろ宗教的な制約からの解放こそが思想・信条の自由の推進の原動力であった。イスラーム教の規範においては、宗教に関する限り、人間の自由には制限が大きい。また全ての宗教は平等ではなく、イスラーム教徒が「離教」することは、神に対する最大限の罪となる。(同上、219項)

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普遍真理であるイスラーム教から離脱することなど「ありえない」」の部分がとても大切です。

私たちキリスト者の考える真理は「キリスト」ご自身です。キリストなる人格ある存在に接することが永遠の命であり、真理は自由意志の行き交う交わりの中に存在します。

しかしイスラム教では、物が地面に落ちる重力の法則と同様に真理を考えます。つまり、「物が宙に浮くことがありえない」と同じように、「イスラームからの離脱もありえない」と考えるのです。他の生命のない被造物と同じように人もアッラーに服するのであり、ゆえにイスラーム(=服従)なのです。人格的交わりも、自由意志も一切ありません。

もし服さない者(また物)があれば、普通なら思考を生かして「なぜ服さないのだろう?」と考えるでしょう。しかし、そのような思考経路はありません。もし服さないのであれば、抹殺あるのみです。このような経路で、ユーチューブのムハンマドを描く映画に反応しています。

さらに言わせていただくなら、アッラー自体に、聖書の神の人格がありません。彼には愛の交わりがありません。孤独なのです、たった独りなのです。自己は自分の意思を動かす中枢でしかありません。しかし、聖書の神は唯一でありながら、かつ交わりがあります。父がおられ、子がおられ、また霊がおられます。父が子を愛し、子は父に対してその愛において服従します。対して、イスラームの信仰告白の支柱に「アッラーには子がいない」というのがあります。こうやってアッラーは自ら愛の人格を剥奪し、運命と宿命の渦に成り果てました。ゆえに人に対しても、有無を言わせない服従しか要求できないのです。

偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです。だれでも御子を否認する者は、御父を持たず、御子を告白する者は、御父をも持っているのです。(1ヨハネ2:22-23)」(参照記事:ダニエル書8章のエッセイ

今回の事件について未だに、一部の人がいう「文明の対話を怠ってきたからだ」という分析に固執するのでしょうか?そもそも、対話などできるのでしょうか?また、「アメリカの中東政策のつけだ」ということなのでしょうか?いつになったら、アメリカとイスラエルのせいにする思考回路から脱却できるのでしょうか?同じようにアメリカの政策に手なずけられたと言われる他の独裁国(韓国やフィリピンなど)は、とっくの昔に民主化し、政治的に成熟しています。

「イスラム」に問題は内在しているのです。米国政府の失策ではなく、これは霊の戦いなのです。だからキリスト者がもっと祈るのです。中東キリスト者への祈りと、福音と御霊の力による解放を願うことこそ、平和をつくる人になれます。

【追記】
知人の方から、この記事を読んで「独裁制からの自由を求める市民のために、その民主化のために祈り支えることが必要」、また「キリスト者に原理主義者がいるように、イスラムにもいる。コーランを焼くような牧師は、最も愚劣な存在だと思う。そして、やはり対話は必要。」との貴重なコメントをいただきました。次が私が書いた返答です。

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シリアはどんな国?

中東諸国について、私たちはどうしても分からない、もやもやした部分があると思います。けれども同時に、聖書の舞台になっている地域であり、かつ聖書預言の中心であります。このジレンマをどう克服するか、私も大きな課題として個人的に本を読んだり、勉強してきました。

以前、「イスラエル人の本音を日本人が話す」の記事で紹介させていただいた、在イスラエルの日本人のブログに、シリアについての説明が書かれていました。中東の各諸国の短い説明の中でシリアの位置を確かめているところが、とても分かりやすいです。彼女はゴラン高原に住んでいる人なので、シリアは目と鼻の先にあります。ぜひ下のリンクをクリックして読んでみてください。

「砂上の楼閣」

今のシリア情勢を神の目で見るには、つねに下のイザヤの預言を心に留めていてください。歴史上、未だシリアの首都ダマスカスが廃墟となったことはありません。ですから未来預言です。

ダマスコに対する宣告。見よ。ダマスコは取り去られて町でなくなり、廃墟となる。(イザヤ17:1)

そしてもちろん、シリアは聖書時代には沢山出てくる国です。古代名「アラム」として登場し、ダマスコは、アブラハムがロト救出のために敵を追跡したところであり、またパウロがダマスコに行く途上で復活のイエスに出会い、回心したという大きな出来事も起こっています。アブラハムに約束された「わたしはあなたの子孫に、この地を与える。エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで。(創世記15:18)」というのは、シリアの北部にある上流地域のことであります。

そして激戦地になったアレッポは、旧約聖書の最古の写本「アレッポ写本」があった場所であり、聖書的にも、遺跡の上でもとても魅力のある国です。

さらに、先日、日本の女性ジャーナリストが銃撃戦で死亡したニュースが流れたこともあり、イスラエルの安全は大丈夫かと懸念する人もいるかもしれませんが、そのことについても現場からの報告を書いておられます。

「山奥は今日も静か」

イスラエルに限らず、マスコミから流れる映像と現場とはこれだけかけ離れているものです。(例えば、最近、中東旅行から帰ってこられたご夫婦がうちの教会にいらしていますが、テロ活動が展開されているシナイ半島でも、何の問題もなくシナイ山に登ることができたのこと。こんなものです。)ロゴス・ミニストリーは2013年にイスラエル旅行を企画していますが(今でも参加者募集中!)、そういう理由で現地旅行社からの情報と状況判断に依拠していきたいと思っています。

イスラエルの天然ガス掘削と「ゴグ」預言

イスラエルと聖書預言に関心のある方には、全文必読の記事です。

天然ガスがイスラエルの歴史を変える
(ナショナルジオグラフィック・ニュースから)

こう言おう。『私は城壁のない町々の国に攻め上り、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。』あなたは物を分捕り、獲物をかすめ奪い、今は人の住むようになった廃墟や、国々から集められ、その国の中心に住み、家畜と財産を持っている民に向かって、あなたの腕力をふるおうとする。(エゼキエル38:11-12)」

極めて高価な「財産」の形成です。石油が中東の地政学を形作っているのは誰もが認めているところですが、イスラエルがエネルギーを隣国に依存せず、かつ輸出できるほどまでになれば、そこの地政学は根底から変化します。

アラブの春、特にエジプトでの春はムスリム同胞団の春となり、ヨム・キプール戦争以後の平和条約によるシナイ半島からの石油配給が途絶えた今、イスラエルが、今年の夏は日本と同じく計画停電を考案している中で、奇跡的にも経済的な力をさらに持つことになるでしょう。

プーチンが最近、イスラエルを訪問しました。極めて不気味な動きです。そしてオバマ政権下のアメリカがどんどんイスラエルと距離を離している今、危機の時にはアメリカは自国の国益のみを考えるしかない弱体化を見ている中で、イスラエル指導層としてはもう一つの大国、かつロシア系ユダヤ人によって歴史的なつながりのあるロシアとつながろうという向きは仕方がありません。

しかしこの天然ガスの可能性が見えてきた時の訪問は、ロシアがかつて(当時はソ連)、中東戦争で第四次に最高潮に達した、イスラエルへの関与と覇権をもくろんでいることは確かです。彼が、エゼキエルの預言した「ゴグ」であるかどうかは分かりません。けれども、イランとの軍事同盟、トルコとの友好関係、イランとトルコの反イスラエル姿勢を見るにつけ、酷似した不気味な動きをしていることは確かです。

近年、大地震、経済・金融危機もさることながら、アラブの春など、これまで中東地域を支えていた基盤がことごとく崩れていく出来事が続けざまに起こっています。注視して、私たちもますます、主の来臨を思って、霊に燃え、主に仕えていきましょう!

関連記事:「安定経済と核戦争危機」「ガザ支援船(?)拿捕事件 - トルコの怒り」「エジプトとイラン、そしてEU・アメリカ」その他、右側の検索欄に「エゼキエル」と入力すればさらに関連記事を見つけられます。

今だから考えたい「バビロン作戦」

イランの核兵器製造疑惑に関して、イスラエルのイラン先制攻撃が日増しに現実味を帯びています。米国防長官が「今年春に攻撃をするであろう、なぜなら核施設をイランが地下に埋めるなら、もはや攻撃不可能になるから、というイスラエルの見解があるからだ。」という旨のことを話しました。そしてイランは、最高指導者も大統領もイスラエルと同盟国を残滅する説教や演説をこれまでになく激しく行っています。

こうしたニュースは決して真新しいものではなく、イランの核兵器開発は1990年代からイスラエル指導層でも懸念材料になってきたものであり、長く続いてきたものです。現在進行中のイスラエルとイランにおける攻防戦は実際は水面下で行なわれており、断片的な情報しか浮上してきませんが、この時期に、私たちはかなり多くのことが公開されている歴史から多くを学ぶことができます。イスラエルは過去に二度、原子炉爆破を行なっています。

一つはイラクの原子炉を空軍機によって爆破させた「バビロン作戦」であり、もう一つはシリアの原子力施設爆破であります。前者は、世界からの非難を大いに浴びたと同時に、イスラエルとアメリカの軍事同盟をかえって生み出し、自衛のための大量破壊兵器に対する先制攻撃するという、イラク戦争において話題となった考えがこの時から始まりました。イスラエルは、ホロコーストという前代未聞の虐殺を経験している分、その安全保障に対する執念は世界の第一人者となっています。

概略としてはウィキペディアが良いでしょう。「イラク原子炉爆撃事件

そして、かつてNHKが特集を組んでいます。かなり良質で、しっかりとした作りになっています。

NHKハイビジョン特集「オシラク・オプション~イスラエル イラク原子炉攻撃の全貌~」

そして、図書館の返却期限が来てしまって途中までしか読んでいない本がありますが、おそらく下がバビロン作戦を包括的に、かつ最も詳細に描いているものだろうと思われます。

イラク原子炉攻撃!ロジャー・クレイア著

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聖書信仰者は、ここから何を知らなければいけないでしょうか?もちろん、「目を覚ましなさい、用心しなさい。」というイエス様の弟子たちに対する言葉です。ユダヤ人は諸国における虐げを受けた後で、神に立ち返り、そしてメシヤが来られるという新旧どちらにも記されている神の約束が近づいていることを証明しています。イスラエルが建国し、そして周辺アラブ諸国が攻撃をし、それでもその国は守られています。しかし、それら中東戦争の中でじわじわとロシアがイスラエルに接近しています。そして今までは何でもない国であったペルシヤが一気に、イスラム革命によって台頭しているという状態です。

アラブの春の中でこれまでの独裁制が崩れていますが、それは自由民主主義を信じている改革派ではなく、むしろイスラム原理主義派が台頭する結果となりました。(アラブではありませんが、イランのイスラム革命がその先駆的存在です。)それら当該国はほとんど全て、聖書の中で神が詳細にこれからの行く末を宣言されている対象です。

そして、昨日、バラムについての学びを礼拝の中で行いましたが、そこで得た最も大きな教訓は、「聖書知識が正確でも、それに応答する主への献身がなければ、人々につまずきを与える偽教師に成り果てる。」ということです。「表向きは敬虔でも、その実を否定する」という、パウロがテモテ第二の手紙で警告したとおりのことが起こります。聖書預言も知識だけなら、私たちは無益どころか有害にさえなりえます。愛をもって応答していくよう、神から召されています。よろしければ、下の聖書講解もお聞きください。

民数記23章10節 「正しい者の死」 原稿 ・ 音声
民数記22-25章 「バラムの迷い」 原稿 ・ 音声

今一番、世界が見ないもの その2

その1からの続き)

③ 暗闇の中にある光を伝える

私たちの主イエス・キリストは、むごたらしい死を遂げられた後、よみがえられました。暗闇の中に光を投じられました。この復活の命は、世の終わりに至るまで続きます。世は確かに悪くなっていく一方です。けれども同時に、その暗闇の中で主の御霊の力強い働きが同時進行で、同じ場所で起こっているのです。

それを知るのに良い書物は黙示録です。人々は黙示録は恐ろしいといいます。神の裁きの部分に衝撃を受けて、その他の部分や全体の流れを見失っているからそうなるのです。裁きの前に主は天における情景をはっきりとお見せになりました(4‐5章)。そして、裁きが行なわれている間も、天における讃美と礼拝を書き記しています。そして地上においては、そのような恐ろしい災いがあるにも関わらず、それでも救われる人々(注:教会ではなく、患難中に信仰を持つ聖徒たち)を神が起こしてくださっている姿を見ます。そして最後の呼びかけは、「渇いているものは、ただでいのちの水を飲みなさい」というものです。

ですから、地震による被害で今も苦しんでいるハイチで、驚くべき神の御業を見ることができるのです。(記事

昨日の報道で、エジプトにおける選挙の結果、ムスリム同胞団を始めとするイスラム党が70パーセントを占めたという暗いニュースがある一方で、以下のような報道があるのです。

想像を超えた希望
五千人から一万人のクリスチャンが、タハリール広場で大晦日に集会を開いたそうです。ちなみにリンク先のSAT7は、中東地域とイスラム圏に衛星放送で福音を届けている局であり、今、神が世界で行なわれている御業の最先端を報道していると言って良いでしょう。

確かにコプト教会は迫害を受けています。けれども、カイロ郊外のスラムで始まった「洞窟教会」は、今、このような礼拝賛美を捧げています。

この記事と、次の御言葉を重ね合わせてください。「それがエジプトの国で、万軍の主のしるしとなり、あかしとなる。彼らがしいたげられて主に叫ぶとき、主は、彼らのために戦って彼らを救い出す救い主を送られる。そのようにして主はエジプト人にご自身を示し、その日、エジプト人は主を知り、いけにえとささげ物をもって仕え、主に誓願を立ててこれを果たす。主はエジプト人を打ち、打って彼らをいやされる。彼らが主に立ち返れば、彼らの願いを聞き入れ、彼らをいやされる。(イザヤ19:20-22)」

イランも激しい人権弾圧が行なわれています。しかし、リバイバルが爆発的に起こっており、米国からはペルシヤ語による福音宣教放送が行なわれているのです。(Youtubeビデオ)これによって、毎週、イエス様を受け入れると反応している人が1000人もいるとのことです!

この国にも希望の預言があります。「わたしはエラム(イランの古代の国名)にわたしの王座を置き、王や首長たちをそこから滅ぼす。・・主の御告げ。・・しかし、終わりの日になると、わたしはエラムの捕われ人を帰らせる。・・主の御告げ。・・(エレミヤ49:38-39)」

これらが、私たちキリスト者が最も注目しなければいけない流れであり、同時に、世界がもっとも注目しない、あるいは報道しない出来事であります。私たちは世から一歩進み出て、この聖霊の流れの深みにまで潜らなければいけません!

④ 感謝と祈りを捧げる

ツイッターで、カルバリーチャペル西東京の牧師、再び山東さんが良いコメントを残しています。

原発や国政に意見を唱えると同じだけ、いやそれ以上、指導者を覚えて祈ることが求められている。そせて、神がそのことも支配し、運んでいる視野を忘れてはならない。1テモテ2:1から思う。
https://twitter.com/#!/Santou/status/160507559193739267

金曜の夜、健康ランドで教会の男性会を持ちましたが、そこで話題に上がったのが「日本には感謝が足りない。」ということでした、現代日本人は問題を指摘することには長けていますが、感謝すること、そして執り成しの祈りをすることには非常に後進的であります。モンスターペアレントのようになっています。

もしかしたら、教会の指導者に対してもモンスター信徒になってはいませんか?(参照:昨日説教「神の家の中にある反逆」(原稿 ・ 音声

けれども、そうした総国民モンスター化の状況で、感謝をささげ、執り成しの祈りをささげるところに、エジプトやイラン等にあるように、暗闇に光を投ずる神の驚くべき働きの一歩になると信じます。今日も、今週も聖霊に満たされましょう。主の愛に満たされて、少しでも周りの人々にイエス様のことを知っていただきましょう!

今一番、世界が見ないもの その1

昨日は、午後礼拝の終わりにみんなでサイゼリヤに行って、語り合いました。いろいろな話題が出てきましたが、興味深いのは池上彰氏のテレビ番組で、サウジアラビア取材とイスラムの説明が前面に出ていた、ということ(紹介 ・ 動画)。そして現地の人が、サウジがいかにすばらしい国かを宣伝していたかということでした。

私は、「池上さんは、いわゆる主流マスコミの人であり、リベラルの人だ。けれども、欧米が今、かなりイスラムが侵食している中、それを好意的に報道するという流れがあるので、それをそのまま日本の人たちにも啓蒙しようという意図があると思う。今、米国では公立学校で寛容を学ぶためにコーランを勉強する一方、聖書を一切禁じている。英国では何と、イスラム教徒に気を使って歴史でホロコーストそのものを教えることを控える動きが出てきている。」と話しました。

私が感じている問題点、そしてキリスト者が持つべき視点と祈りをお話したいと思います。

① イスラム諸国で起こっている現状を伝えない

池上彰さんの報道努力には敬意を表したいと思います。彼は「宗教」というものが世界情勢において大きな軸になっていることを、世界を廻っているがゆえに知っています。そして一般の視聴者の知識レベルを少しでも高めようとする努力が見えます。

けれども、マスコミというのは「左寄り」であることは確かです。私がしばしば紹介している、イスラム研究家である池内恵さんは、日本のイスラム研究家はイスラムを内在的に見ることなく、美化してきたという批判を繰り返しており、イスラムの現状をその内部から詳しく説明しています。そこに浮かびあってくるイスラムの暗闇は、西洋世界、自由社会にとって大きな警告となっています。

参照記事:「中東 危機の震源を読む

そして、キリスト教会もマスコミの一般知識レベルに留まっている所が多く、「イスラムとの対話」を挙げる人々がかなり多いです。聖書に従えば、イスラムは反キリストの霊そのものです。イエスが肉体をもって現れた神であり、神の御子であることを、明確に、信仰表明として否定しているからです(1ヨハネ4:2-3)。イスラム教徒に対しては、「愛による福音宣教」とそれによる「回心」が目標になるべきで、決して対話による共通項の発見ではありません!

② 現状を伝えるが、希望を伝えない

けれども、米国の保守メディアを始めとする、イスラムの脅威についての報道についても限界があります。確かにイスラムの暗闇を直視する必要があります。けれども、そこにあるまた別の流れを見ていません。イランについても、核脅威や人権抑圧については事実でありこそすれ、その中に生きている人々のダイナミズムを伝えることはしません。

中国についても同じで、家の教会に対する迫害や、民主活動家や独立運動への弾圧については報道しますが、けれども同時に、たとえ公認教会にも変化が出ており、極めて健全で、生き生きとしている諸教会があることや、家の教会において異端の教え入り込んでいるなどの現状は伝えない傾向にあります。独立運動も、インテリの人々が主導で行なっており、貧しい一般の人々は日々を生きることで精一杯であり、関心の薄いことについては伝えません。

北朝鮮も、そのおぞましい体制はその通りですが、そこに生きる人々はやはりそこが故郷だと思っており、その地を愛していることを見逃しています。その惨状を一番知っている脱北者でさえも、反北朝鮮報道に驚くときがあります。

リベラルも保守も根は同じで、「ステレオタイプ(固定観念)」を造り上げている点があります。民主・自由主義の世界に生きている人々には理解が難しいかもしれませんが、相反する出来事が同居しているという二面性を、そうした国々は持っているということを知る必要があるでしょう。

キリスト教会について言えば、私が好きではないのは、「聖書預言や人間の暗闇だけを強調して、神が預言を与えておられる意図を見失っている」という動きです。私自身、聖書預言を強調するものですが、それはあくまでも、「世という暗闇の中において、神は光として輝いておられる。神は救いをもたらすという情熱を持っている。」ということを伝えたいからです。世界や日本で起こっていることを並べ立てて、いかに世の中が悪くなり、そしてキリスト教会が背教に向かっているかを述べるにとどまり、自分自身はなんら行動に移していない姿。伝道もせず、宣教活動もせず、弱者や貧者に対する救済も行なわい姿には、辟易します。

その2に続く)

西岸の真実

以前、「和平プロセスの真実」という記事で、イスラエル外務副長官のダニー・アヤロン氏による明快で簡潔な説明のビデオを紹介しました。今回は、同氏によるヨルダン川西岸の真実についてのビデオを紹介します。前回と同じく、日本語の字幕が出ます。画面下のCCを押せば日本語(Japanese)を選択することができます。

既に潜行する中東戦争

ジョエル・ローゼンバーク氏のブログ記事の紹介です。

COVERT WAR HEATS UP IN IRAN AND MIDEAST: Will it be enough to neutralize nuclear threat, or will Israel launch preemptive strikes in 2012?
(隠れた戦争がイランと中東で過熱化している。核脅威を無力化するに十分なのか、それともイスラエルが2012年に先制攻撃を始めるのか?)

記事をざっと翻訳しました。
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2012年、本格的な戦争(注:イスラエルの対イラン先制攻撃から始まる本格中東戦争)が中東で起こるかもしれないですが、イラン国内と中東で積極的な「隠れた戦争」は既に戦われている証拠が積みあがっています。その目標は、まさにテヘランの核兵器と弾道ミサイル計画を遅すぎる前に無力化することであります。不可解な爆発が(注:イランの革命防衛隊の基地で)起こっています。イランの科学者が失踪しています。極秘の米国ステレス無人偵察機が使用されており、今や、一機はイランに撃墜を受け、捕獲されています。イスラエルのモサドが、これらの作戦の一つに関わっていることの疑いはほとんどないでしょう。疑問は、CIAや他の西側の諜報機関がどれだけ深く関わっているかです。私の新作の政治スリラー「テヘランの先制(The Tehran Initiative)」の主人公、デービッド・シラジはCIAの諜報員でイラン深部に浸透し、イスラエルが先制攻撃をする前に、イランの核脅威に照準を合わせ、それを中断、妨害しようとします。CIAがそれだけ積極的になっていることを願うばかりですが、ホワイトハウスと国務省が、テヘランの悪の政権に対して宥和政策を追及し続けています。先週上院を百対零で通過した新しいイラン制裁法案を、オバマ政権は骨抜きにさえしているのです。なぜなんでしょうか?そのような行動は愚かで、向こう見ずであり、イスラエルによる第一撃の可能性をさらに高くするこそあれ、低くすることはありません。祈り続けましょう。辛抱強く耐え忍ばねばならぬ一年が、待ち構えているかもしれません。
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そして、多くの記事リンクがありますが、すべて英語なので、ここでは日本語の関連記事を紹介します。

IAEA報告:米、圧力強化へ本腰 イラン核開発「根拠」

米英加がイランに新たな経済制裁 マネーロンダリング懸念

イランの英大使館にデモ隊乱入、制裁への抗議で暴徒化

NO・1818「イラン核科学者の暗殺とモサドの関係」

新しいタイプの攻撃「Stuxnet(スタックスネット)」って何だ

イラン、武器庫爆発で17人死亡 革命防衛隊が管理

イランでCIAスパイ摘発 十数人拘束と米テレビ

米軍事技術(注:無人偵察機) イランに渡ったか

そして、昨日は日本が真珠湾攻撃をした日でありアメリカでは記念式典など行われましたが、その教訓からイランの脅威を軽視することは全面戦争への可能性を高めるだけだという主張をしている人は多いです。次期大統領共和党予備選に出馬した一人、リック・サントラム氏はイラン核脅威を的確に把握し、米国の政策に具体的提案をしてきた人して、ジョエル・ローゼンバーグ氏は評価しています。下は、彼が共和党ユダヤ連合(Republican Jewish Coalition)で講演した時の動画です。

ギルアド・シャリート兵士の解放

今、イスラエル間で大きな喜びとなっているのが、ギルアド・シャリート兵士の解放です。

イスラエルとハマスが捕虜交換

2006年6月、ガザとの境界線を警備中、地下道経由でパレスチナテロリストがイスラエルに侵入して軍拠点を襲撃したグループに拉致されました。イスラエル軍は直ちにガザ攻撃を開始しましたが、シャリート氏の解放は実現しませんでした。その後、水面下で交渉は続けられ、ついに実現した次第です。(参照:ウィキペディア

交渉の取引は、収監されているパレスチナ囚人1027人との引き換えです。その中には、残酷な形でイスラエル人を殺害した者たちもたくさん含まれており、遺族の中には「国は今、私たちの血の中で踊っている」という批判もあり、その多大な心痛もありながらの喜びです。

イスラエル軍と諜報機関モサドについて常々思っていたことは、「一人の命が重い」ということです。たった一人の兵士のために国の総力を挙げて取り返すという姿勢を一貫して見ることができます。今でこそ最新鋭の兵器を有しているイスラエルですが、国土が小さく、圧倒的な軍事力を有する周辺諸国に対抗するには、人そのものが貴重な財産です。これは、迫害を生き延びたユダヤ教的価値観にも反映されている考えです。

一般市民を盾にして闘うハマスとは対極をなしています。また、他のアラブ人や、また東洋人とも(かつては日本軍の軍事行動にもあった人命軽視も含めて)対比することのできる、命の尊厳の重視であります。

霊の救いにおいても、私たちは同じ心を持たねばならないでしょう。愛というのは計算しません。今回は1:1027というあまりにも不釣合いな取引ですが、イエス様は99人の羊を置いて、一匹の迷った羊のために捜しに出かける方でありました。

あなたがたのうちに羊を百匹持っている人がいて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野原に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。見つけたら、大喜びでその羊をかついで、帰って来て、友だちや近所の人たちを呼び集め、『いなくなった羊を見つけましたから、いっしょに喜んでください。』と言うでしょう。あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。(ルカ15:4-7)

この情熱的な愛を、私たちが回りの人々に、同胞の日本人に、そして世界の人々に抱いているかどうか、問わなければいけないでしょう。

追記:ちなみに兵士の名前は、聖書にしばしば出てくる、ヨルダン川の東岸の地域「ギルアデ」と同じ綴りです。