「イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行〜」

すごいすごい、イスラエル旅行の観光のためのアニメシリーズを、イスラエル大使館が始めてます!ぜひぜひ、イスラエルに関心のない方にこれを使って宣伝してください。

イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行〜

聖地を見たいという筋金入りの信者の方々には邪魔にはならないと思いますが、いや、このアニメに出てくる、「戦争があって、砂漠だけのところ」というイメージは、私も聖地旅行を案内する時にしばしば質問を受けるのです。別にイスラエル・フリークでなくても、行った人はみな分かります、これが等身大の姿です。これを普通の日本の人々に分かってもらおうとするアニメシリーズは、画期的です。

イスラエル大使館:アニメ作成 「シャロウムちゃん」登場(毎日新聞)

イスラエル・ヨルダン旅行(2016年2月)紹介の集会

2016年2月15-25日(11日間 旅費の概算:30万円台)

聖書を学ぶための働き「ロゴス・ミニストリー」が、2013年のイスラエル旅行に引き続き、第二回目の聖地旅行を企画しています。イスラエルに加えヨルダンも訪問します。モーセがイスラエルの民を率いて約束の地に導いたことに思いを馳せ、またヨルダン川の向こう側でバプテスマのヨハネやイエスご自身が動かれた軌跡も眺めます。

「モーセはモアブの草原からネボ山、エリコに向かい合わせのピスガの頂に登った。主は、彼に次の全地方を見せられた。ギルアデをダンまで、ナフタリの全土、エフライムとマナセの地、ユダの全土を西の海まで、ネゲブと低地、すなわち、なつめやしの町エリコの谷をツォアルまで。そして主は彼に仰せられた。「わたしが、アブラハム、イサク、ヤコブに、『あなたの子孫に与えよう。』と言って誓った地はこれである。(申命34:1‐4)」

次の予定で、旅行紹介の集いを致します。

日時:2014年8月23日(土)午後5時から8時頃
場所:ロゴス・クリスチャン・フェローシップ西日暮里駅から徒歩2分
夕食、賛美と御言葉の勧め、そして2013年イスラエル旅行の参加者からの報告を聞き、イスラエルの平和またヨルダンのために祈る時間も持ちたいと思います。聖地旅行に興味のある方は、どなたでも歓迎します。ぜひ知り合いやお友達の方もお誘いください。
連絡先: info@logos-ministries.org

イスラエル&ヨルダン旅行チラシ
(旅程の案を2ページ目でご覧になれます。)

間もなく終わる宣伝戦、そして・・

終戦の兆し

ネタニヤフ首相が、勇気ある決断をしました。最後の停戦のテーブルには付かず、一方的に地上軍を南の国境の町ラファを除いて撤退させています。いくつかの理由が考えられますが、

  1. トンネル破壊がほぼ全て終わったこと。
  2. ハマスの数々の停戦違反。
  3. イスラエル兵士の死。
  4. 泥沼化に引きずり込まれないこと。

最後の、停戦においてイスラエルの兵士の死、拉致の疑いによって、「停戦」という言葉が逆に胡散臭くて怪しくなってきた今、ハマスの根絶ができなくとも、今は引き際だと判断したのだと思います。(もっぱら、ハマスの指導者はカタールやトルコにいてさらなる資金集めをしていますから、根絶は難しいのです。)

今だにマスコミは、イスラエル軍が無辜の市民を殺戮していることを話しています。イスラエル国防軍のサイトのみならず、現場の外国特派員が、自分の目の前でイスラエル向けのロケットが発射されている現場に出くわしています。ハマスの宣伝戦のメッキが剥がれてきました。

フィンランドの放送局

イスラエル軍が砲撃してきたとして、強く非難してきた病院です。 続きを読む 間もなく終わる宣伝戦、そして・・

嫌がられて、でも気にされる教会

次の記事を紹介します。

The Presbyterian Church USA turns against Israel. But they have already rejected Christ & His Word, so is this surprising? A brief analysis.
(米長老教会が、イスラエルに反対した。しかし既に、彼らはキリストと御言葉を拒絶していたのだから、それほど驚くことはない。短く分析)

どういうことかと言いますと、日本語にも記事になっているものを紹介します。

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◎米長老教会がイスラエルに圧力?
暗礁に乗り上げたイスラエルとパレスチナ和平交渉の打開に向けて、米長老教会(PCUSA)はデトロイトで開催した総会で6月20日、保有する米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)、建設機械のキャタピラー、通信機器のモトローラ・ソリューションズなど3社の株式計2100万ドル(約21億円)の売却を310票対303票の僅差で決定した。3社がイスラエルによるパレスチナ占領に加担していることを理由としている。
イスラエルが西岸地区と東エルサレムに入植地を建設しようとしていることに歯止めを掛けるねらいという。
同派は米国では主流派教会の一翼とされており、米聖公会などと並んで歴代米大統領の信徒が多い。今回の決定はイスラエルにとって一定の圧力となりそうだ。・・

◎米長老教会が同性婚容認へ
米長老教会(PCUSA、信徒180万人)はデトロイトで開催した総会で6月19日、ゲイとレスビアンの結婚式を教会で牧師が執行することを認める議案を76%対24%で採択した。併せて同派の『ブック・オブ・オーダー』(教会規則)の結婚に関する規定の中で「男性と女性」とある個所を「2人」に修正する議案も採択された。
正式決定には、同派を構成する172中会の大多数が批准する必要があるが、総会での3対1という比率での採択から、批准も順調に進むと見られる。 続きを読む 嫌がられて、でも気にされる教会

「退避勧告」のゴラン高原と「渡航延期」のエジプト

今朝、イスラエル旅行記に新しいブログのリンク先を入れました。

たけさんのイスラエル紀行

ロゴス・ミニストリーの2013年イスラエル旅行の参加者の方です。写真撮影がとてもお上手で、また紀行はとても詳しく書かれていて、関心します。

その中に「ベンタル山」という記事があります。私の書いた2月21日の旅行記録を、たけさんの視点から書いてくださっています。掲載されている写真をご覧になると分かりますが、いたって平穏、静かな空気が流れています。ご自身、ここに行かれる前までは、「現在シリアは激しい内戦の最中であり、イスラエルとの関係も悪いので、まさか、そんな危険なところには行かないだろうと思って」いたと言われていますが、そのように思われて無理がありません。マスコミの情報のみならず、外務省が渡航情報を次のように出しています。

taihi_kankoku_golan
シリアに対する渡航情報(危険情報)の発出
●全土:「退避を勧告します。渡航は延期してください。」(継続) 続きを読む 「退避勧告」のゴラン高原と「渡航延期」のエジプト

堅実なイスラエル・中東情報 「オリーブ山便り」

公平なイスラエルのニュース、またその周辺国のニュースは、日本語のものは極めて乏しい中、次のブログ・ニュースは分かり易く、非常に良質です。

オリーブ便り|イスラエルを中心とした中東・世界のニュースをエルサレムから

発信者は、(ネット上で調べますと)ブリッジ・フォー・ピースの専任講師の石堂ゆみさんです。今、大変な局面に入っているエジプトでの内紛、そして現在進行形の中東和平交渉について、日本のマスコミには現れてこない情報が見えてきます。

例えば、これは信じがたいと思われる日本の人がいるかもしれませんが、現地の人にとっては周知の事実であるニュースを紹介します。

困惑する西岸地区現地の人々 2013.7.31

かつて、米国大統領候補のロムニー氏がエルサレム訪問でイスラエル支持の表明をした時、「パレスチナの人たちが、アメリカとイスラエルの思惑によって大変な目に合っている。」というコメントを教会の指導者がしていたのを見ましたが、それは日本の典型的な「弱者重視」を気取っている人々の意見です。けれども全く別の意味で、それは当たっています。 続きを読む 堅実なイスラエル・中東情報 「オリーブ山便り」

映画「第三神殿」

先週の水曜日、恵比寿バイブルスタディで、黙示録11章の「神殿」と「二人の証人」について学びました(原稿 ・ 音声)。黙示録10‐13章は、大患難の第七十週の半ばを中心にした出来事であり、ここで反キリストが自分の正体を現すという重要な出来事が起こります。それで私の聖書メッセージの時間が約80分と、恵比寿BSではこれまでの最長の時間を記録しました。

エルサレムの神殿の丘に第三神殿を建てようという動きは、これまでいろいろありましたが、一部のユダヤ教団体だけでなく、ヨルダンの閣僚が不満を述べたりなど、政治家が声を出すようになりました。最近は、イスラエルの閣僚からの声があったりと、不気味な音が聞こえています。

ところで、私の過去の四回のイスラエル旅行では、神殿再建財団(The Temple Institute)というユダヤ地区にある団体を訪問しましたが、彼らは自分たちで第三神殿を建てて、それでメシヤを迎えるという、ユダヤ教の中では異質な考えを持っている人々です。彼らが行っているのは、器具を用意したりして、場所さえ整えられたらすぐにでも神殿を再建できるようにしておくことです。そして、興味深いことに、韓国人監督キム・ジョンチョル氏が製作した「第三神殿」という映画に、2008年訪問時にお会いした所長さんが登場していました。

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ホロコースト記念日と主の救い

今、大変忙しく、イザヤ書講解の準備をしています。英語でしなければいけない講義で、四苦八苦しながら行なっておりますが、息抜きに在イスラエル日本人のブログ記事を見たら、思わず涙が出て、私も黙祷してしまいました。

ホロコースト記念日のイスラエルの様子

ウィキペディアに説明がありますが、ワルシャワ・ゲットー蜂起を起点として、ユダヤ暦の1月(ニサン)27日に行うそうです。その一週間前は過越祭で、その一週間後は戦没者追悼日(中東戦争で亡くなった人々の追悼)で実は今日が記念日、その後で今年65周になる独立記念日ということ。

私が涙したのは、普段どおりに車を走らせている人々が、サイレンの時間に高速でも停車して犠牲者のことを追悼したことです。どんなに忙しくしていても必ず立ち止まる、これは安息(シャバット)の原則ですが、同じく安息の主を信じているキリスト者は、主のことを思うために、どれだけ忙しさの中で無条件に、無理にでも立ち止まることをしているかどうか、自分を振りかえつつ反省しています。

そして、イザヤ書の学びをしている最中だったので、涙しました。そこには残された者、横暴な敵国の抑圧の中で苦しみ悶える弱く、貧しき者のために、主が救いの手を指し伸ばし、義とされた民が安全で平和な町に住むことができるよう約束に満ちています(例:イザヤ25‐26章)。ブログ記事の主は原爆のことを取り上げておられますが、原爆だけでも私たち日本人にかなりの痛手と苦しみを負っているのに、ましてや約六百万人の同胞が殺され、そのために帰還した民が今度はアラブとの戦いで死んでいき、その狭間で独立を果たすという苦難と辛苦の歴史を辿っています。

しかしそれだけに、その救いが、ただただ主からのみ来ることを想うのです。ここまで虐げられると、人間的な解決法の可能性は除去されます。キリストにある神の義にある救いと平和のみが、唯一の希望なのです。「その日、人は言う。「見よ。この方こそ、私たちが救いを待ち望んだ私たちの神。この方こそ、私たちが待ち望んだ主。その御救いを楽しみ喜ぼう。」(イザヤ25:9)

話は変わり、私は何人かの在イスラエル日本人のブログに立ち寄りますが、最近見つけたのは、とても面白い留学日記です。こちらにも、ペサハから続く記念日続きで連休になっている様子を楽しく紹介してくれています。「くまさんのイスラエル留学日記 ~ ふぁらふぇる ~

受難週 - 聖書考古学から

最近見つけた聖書考古学のサイト”SourceFlix“から、もう過ぎ去ってしまいましたが、決して心の中では過ぎ去らない「受難週」のビデオがありました。

イエス様が「石が叫びます(ルカ19:40)」と言われましたが、考古学の発見による石は、まさに神の証しを私たちに叫んでいます。十字架の釘が突き通された足の遺跡を見たとき、「イエス様が、このようにして私の罪のために死んでくださったのだ。」と思い、むせび泣きました。そして開いた墓はさらに一層、喜びの涙にあふれました。

日本語に訳したいと思います。

そして、群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」 (マタイ21:9)

テル・ダン碑文 紀元前9世紀 「ダビデの家」を言及

しかし、彼らのうちのひとりで、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った。「あなたがたは全然何もわかっていない。ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だということも、考えに入れていない。」(ヨハネ11:49-50)

カヤパの骨箱 紀元1世紀 「カヤパ」という名が刻み込まれている

「ポンテオ・ピラト ユダヤ長官」と読める碑文 1世紀

ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」(マタイ27:22)

十字架につけられた男、釘を刺されたかかとの遺骸 一世紀

あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。(使徒2:23)

ところが、目を上げて見ると、あれほど大きな石だったのに、その石がすでにころがしてあった。(マルコ16:4)

転がされた石のある墓(注:確かガリラヤ地方で、この墓を見たことがあります。同じく1世紀頃のものだと記憶しています)

ここにはおられません。よみがえられたのです。(ルカ24:6)

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