イスラエル旅行無事終了!

皆さん、お祈りありがとうございました。ただいま、乗り継ぎの韓国仁川国際空港にいます。同日夜に成田空港到着予定です。

主の恵みの油がしたたる旅になりました。今回は私は団長として動いたため、以前のような詳しい旅行記は書けないと思いますが、時間をかけながら書いてみたいと思います。

三つ、いや四つのことで主に賛美を捧げたいと思います。

①日本人旅行ガイド

今、日本語を話すイスラエル観光省公認ガイドは20名程いるそうですが、ある兄弟から「この方に右の出る人はいない」との推賞を受けた、恭仁子(くにこ)さんが私たちのガイドでした。イスラエル人の旦那さんを持ち、三十年以上イスラエルに住む、ちょっと昔の美しい日本語を持っておられる方でした。

豊富な知識はもちろんのこと、私たちの行きたい訪問地をすべて連れていってくださっただけでなく、それ以外の場所も適宜応じて見せてくださいました。

②18名のグループ

多くが東京近辺ですが、静岡、沖縄、滋賀、名古屋から、またアメリカからも集まったグループです。驚いたのは、私が立てた旅程は盛りだくさんで時間的に無理ではないかと思われたのですが、こんなに敏捷に動けるとは思えませんでした。恭仁子さんにとって、こんなに長い期間のグループ、そしてこんなに早く動けるグループは初めてだそうです。

体の弱い方、年を召した方、また体の具合が悪くなった方もおられましたが、主の憐れみと真実によって回復していきました。また道に迷った方もすぐに見つかり、主の守りを感じました。

そして互いの交わりがとても深まったようです。互いに、「これはすばらしいグループだ」とおっしゃっていました。

③良い天気

イスラエルは今、雨季です。これは乾燥した土地にとって恵みなのですが、旅行者にとっては晴れてほしいものです。驚くことに、私たちが動くところすべてが晴れて行きました。そしてその地域を離れるときに雨が降り出し、最後の最後まで守られたことです。主が天使を遣わしてくださり、雲と雨を留めておられたのではないかと思うほどでした。

④バプテスマ

私たちの教会から兄弟が、ヨルダン川でバプテスマを受けました!

ヨルダン川にて

お祈りの課題

無事に、先週の木曜日夜、アメリカから戻って来ました。霊的に深い安息を得ることのできた旅でした。宣教会議の後半は後で書きたいと思います。

二つの大きな事が迫っています。

一つは、韓国の済州島で行なわれる「東アジアキリスト青年会」です。私は説教を一つ任されています。祈り始めましたが、主が、中国、韓国、そして日本の兄弟姉妹たちにお語りになりたいことを受け取ることができるようにお祈りください。

もう一つは、イスラエル旅行です。韓国から戻って、日曜日の午前・午後の礼拝を行なって、その二日後、2月19日に出発します。今、旅行のための冊子作り、第四回目の準備会(2月11日)、そして旅行中の小メッセージや礼拝メッセージ(おそらく、十ぐらいのを用意しないといけないと思います)の準備をしなければいけません。ラストスパートに差し掛かりました、ぜひお祈りください。そして旅行参加者が、仕事や家庭のこと、またご自身の健康面においても、守られるように祈ってください。

そして教会の、愛する兄弟姉妹が、私たちの旅行中も主にあって守られるよう祈っていただければ嬉しいです!

創世記や十戒を含む、死海文書デジタルライブラリ

一年前に「グーグルが死海文書をデジタル化」というニュースをお伝えしましたが、本日新たに次のニュースを目にしました。
megadrive
Google、創世記や十戒を含む死海文書のオンライン化に技術協力。デジタルライブラリ開設

一年前のと何が違うのか?と思いましたが、今回はイスラエル考古学庁によるもので、前回のはイスラエル博物館によるものでした。そして閲覧できる聖書箇所も違います。

The Leon Levy Dead Sea Scrolls Digital Library

ちなみに一年前にお伝えしたサイトは、こちらです。

The Degital Dead Sea Scrolls

聖書信仰者にとっての死海文書の意義について、イスラエル旅行記で書いたことがあるのでご参照ください。

検問所 - イスラエルの日常生活

今日は、イスラエル旅行の準備のため、参加希望者の方々から受けた質問に答えたりして、一日が過ぎました。その中で、イスラエル兵になるための基礎訓練の動画や、正統派ユダヤ教の若者の踊りなどの動画を見たりしたときに、次のドキュメンタリー映画を見ました。

Checkpoint – every day life in Israel
https://youtu.be/7nGPg6LscMk

本当に良くできた映画です。今のイスラエル・パレスチナ紛争において、悲劇的なのはイスラエル人にしても、パレスチナ人にしても政治的な視点からしか見られていないことです。彼らがそれぞれ生身の人間であるにも関わらず、マスコミによって作り出されたステレオ・タイプがその素顔を見えなくさせています。

この映画には、私も記憶に覚えているナブルスの様子がしばしば出てきます。私がそこを訪れたのは2010年であり、この映画の撮影は2002-2004年で第二次インティファーダ辺りです。したがって、最もイスラエルとパレスチナの間の紛争が激しかった時であり、その時に一般のパレスチナ人がいかに生活の不便を強いられていたかを物語っています。私が訪れた時は、このような風景があったことさえ想像できない平穏な風景が広がっており、確かにパレスチナの人々は検問所を通らなければいけませんでしたが、いたって簡単な検査でした。 続きを読む 検問所 - イスラエルの日常生活

シリアはどんな国?

中東諸国について、私たちはどうしても分からない、もやもやした部分があると思います。けれども同時に、聖書の舞台になっている地域であり、かつ聖書預言の中心であります。このジレンマをどう克服するか、私も大きな課題として個人的に本を読んだり、勉強してきました。

以前、「イスラエル人の本音を日本人が話す」の記事で紹介させていただいた、在イスラエルの日本人のブログに、シリアについての説明が書かれていました。中東の各諸国の短い説明の中でシリアの位置を確かめているところが、とても分かりやすいです。彼女はゴラン高原に住んでいる人なので、シリアは目と鼻の先にあります。ぜひ下のリンクをクリックして読んでみてください。

「砂上の楼閣」

今のシリア情勢を神の目で見るには、つねに下のイザヤの預言を心に留めていてください。歴史上、未だシリアの首都ダマスカスが廃墟となったことはありません。ですから未来預言です。

ダマスコに対する宣告。見よ。ダマスコは取り去られて町でなくなり、廃墟となる。(イザヤ17:1)

そしてもちろん、シリアは聖書時代には沢山出てくる国です。古代名「アラム」として登場し、ダマスコは、アブラハムがロト救出のために敵を追跡したところであり、またパウロがダマスコに行く途上で復活のイエスに出会い、回心したという大きな出来事も起こっています。アブラハムに約束された「わたしはあなたの子孫に、この地を与える。エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで。(創世記15:18)」というのは、シリアの北部にある上流地域のことであります。

そして激戦地になったアレッポは、旧約聖書の最古の写本「アレッポ写本」があった場所であり、聖書的にも、遺跡の上でもとても魅力のある国です。

さらに、先日、日本の女性ジャーナリストが銃撃戦で死亡したニュースが流れたこともあり、イスラエルの安全は大丈夫かと懸念する人もいるかもしれませんが、そのことについても現場からの報告を書いておられます。

「山奥は今日も静か」

イスラエルに限らず、マスコミから流れる映像と現場とはこれだけかけ離れているものです。(例えば、最近、中東旅行から帰ってこられたご夫婦がうちの教会にいらしていますが、テロ活動が展開されているシナイ半島でも、何の問題もなくシナイ山に登ることができたのこと。こんなものです。)ロゴス・ミニストリーは2013年にイスラエル旅行を企画していますが(今でも参加者募集中!)、そういう理由で現地旅行社からの情報と状況判断に依拠していきたいと思っています。

「イスラエル人/ユダヤ人」「パレスチナ」の定義

先週金曜日に、無事にイスラエル旅行準備会第二回を終えることができました。第一回目は「イスラエルの地形と地域区分」をお話しましたが、今回は「イスラエル全史」をアブラハムの族長時代から現代に至るまで鳥瞰しました。これは偶然の歴史でもなく、マルクスの唱えた唯物史観でもなく、まぎれもなく前もって神がモーセを通して予め伝えられた神の預言の歴史であることを確かめることができました。

旅行に興味のある方は、info @logos-ministries.orgまでご連絡ください。映像、音声、パワーポイント、資料などのリンク先をお送りいたします。

そこで、いくつかの質問を受けましたので、それを分かち合いたいと思います。

1.「ヘブル人」「イスラエル人」「ユダヤ人」は何が違うのか?

聖書の中ではこの三つはすべて同じ人々を指します。どの側面からその人たちを話しているかで、異なっています。

ヘブル人は「エブル」という名から来ており、「越える」という意味を持ちます。アブラハムが偶像の町からユーフラテス川を越えて、カナンの地に入りました。ですから、呼称としては一番古いものです。族長時代から使われていた名です。

イスラエル人は、ヤコブに対して神の御使いが付けた名から来ています。「神の勝利」であるとか「神に支配されている」という意味合いがあります。ヤコブの十二人の息子から部族が出てきて民族となっていった人々を「イスラエル人」と言います。

ユダヤ人は、最も新しい呼称です。ユダ族が割り当て地が与えられ、後にソロモンの死後、南北に王国が分かれました。ユダ族は最も大きく強い国だったので、「ユダの人々」と言われ始めます。そして北イスラエルがアッシリヤに捕え移された後に、少数の十部族の人々もユダのほうに移り住みました。それでバビロンに捕え移され帰還しましたら、多数がユダ族出身の人々であることから「ユダヤ人」と呼ばれるようになります。

現在は、若干使い方が異なります。なぜなら、イスラエルという国際的に認知された国家が設立したからです。「ユダヤ人」と言えば世界中に離散している人々も含みますが、「イスラエル人」と言えば、イスラエル国籍を持っている人々のことです。英語ではその違いがあり、聖書のイスラエル人はIsraeliteであり、現代のイスラエル人はIsraeliです。(厳密に言えば、アラブ人でもイスラエル国籍を持っている人がいるので、「イスラエル人」=「ユダヤ人」ではないですが、アラブ人は自分と現代イスラエル国を結び付けたくない人が結構おり、「イスラエル系アラブ人」であるとか、もっと嫌な人は「国籍はイスラエルだがパレスチナ人」と言ったりします。どこに帰属しているか、その意識の差であります。)

2.「パレスチナ」「パレスチナ人」「パレスチナ自治区」の定義は?

「パレスチナ」は、古来は「カナンの地」そして神がアブラハムに約束された地、そして「イスラエルの地」と呼ばれたところであります。ローマがユダヤ人をイスラエルの地から追放した後に、その地を「シリア・パレスチナ」と変更したのがその始まりです。ちなみにパレスチナは「ペリシテ人」から来ていますが、当時のペリシテとパレスチナは関係はありません。

そして「パレスチナ人」でありますが、時代によってその使われ方が変わっていきました。ローマが付けた「パレスチナ」が、イスラエル国が1948年に建てられるまで一般に使われていました。したがって帰還したユダヤ人も「パレスチナ系ユダヤ人」と呼ばれ、「パレスチナ人」の中に入っていました。アラブ人も同じように他の地域のアラブ人と区別するために「パレスチナ系アラブ人」と呼ばれていました。

けれどもイスラエルが建国しました。イスラエルに帰還したユダヤ人たちは、自分の民族に神が約束の地としてそこを「イスラエル」と名づけました。その時から、その地域に住むアラブ人がそれを受け入れる事はできず、自分たちの土地であることを主張するために、「ここはパレスチナだ」といい始めました。したがって今は「パレスチナ人」というと、そこに住むアラブ人を指すようになりました。

国際政治の中では、イスラエルとパレスチナの二国家構想が語られていますが、それは確かにイスラエル人の多くも認識していて独立するならしてほしいと思っていますが、そこに住むアラブ人の中にはそうではありません。私も東エルサレムで通りにいる若者から、「ここはイスラエルではなくパレスチナだ!」と叫ばれたことがあります。ナブルスからエルサレムへのバスの中でも、「パレスチナに来たのは何回目ですか?」と尋ねられたことがありますが、そのときもその若者は、今のイスラエルを含めてパレスチナと呼んでいました。かつては単純にローマによるその地の改称だったのですが、今はアラブ人がその地が我々のものであるという政治的主張を多分に含んでいます。

これはちょうど、お隣の国と似ています。韓国に行けば、地図の中では中国との国境の豆満江まで「大韓民国」になっています。また「北朝鮮」と呼ばず「北韓」と呼びます。そして言葉は同じなのに「朝鮮語」と「韓国語」を分けています。そして在日の人々も、故郷は地理的に韓国にあっても、北朝鮮政権に属しているならば「在日朝鮮人」となるのであり、必ずしも地理的なことを意味していません。イデオロギー的、政治的な呼称であります。

そしてパレスチナ自治区について説明しますと、1948年の独立戦争後の休戦ラインを基にして、ヨルダン川西岸地区とガザ地区において自治政府を置くことが、オスロ合意によって定められました。検問所等でイスラエル軍が駐屯していますが、基本的に警察も含め、行政機関はパレスナ自治政府に移譲しています。私たちが旅行に行くときに訪問するであろう、エリコとベツレヘムはどちらもパレスチナ自治区内にあります。

3.入植地の人々は誰ですか?

もともと、わずかにいたユダヤ人を除きほとんどが帰還した民でイスラエル全体が入植地なのですが、今使われている「入植地」という言葉は、1967年の六日戦争以降に、ヨルダン川西岸地区とガザ地区に入植のことを指しています。(ガザ地区は、シャロン政権時に完全撤退)

そこは、独立戦争の後はガザはエジプト領、西岸はヨルダン領だったのですが、六日戦争によってイスラエル管理下に置かれました。(ただ東エルサレムとゴラン高原は、少し後で併合しています。)その地は、特に西岸は、聖書の「ユダヤ・サマリヤ」地方であります。ヘブロン、ベツレヘムなどがあるユダの山地、またシェケムなどがあるサマリヤ山地であります。六日戦争によって、神が確かに約束の地をユダヤ人の中に入れてくださったという宗教的覚醒が、ユダヤ人の中、特に宗教的な人々の中に芽生えて、それでそこに住み始めたのが入植地です。

4.ゴラン高原における自衛隊は今、どうなっているの?

今の様子を伝えるよい記事を見つけました。

イスラエルで自衛隊員を元気づける日本の民間人
ゴラン高原派遣部隊にとって欠かせない存在に

この中で、今のイスラエルの安全保障の成り立ちを、旅行者の観点から具体的に説明している部分があります。私たちが訪ねるベツレヘムやまたエリコのことも出て来ます。とても参考になる内容です。

イスラエル人も罪人

今朝の妻とのデボーションは黙示録11章でしたが、そこにこう書いてあります。「彼らの死体は、霊的な理解ではソドムやエジプトと呼ばれる大きな都の大通りにさらされる。彼らの主もその都で十字架につけられたのである。(黙示11:8)」この「ソドムやエジプト」と呼ばれているのは、もちろんエルサレムのことです。イザヤ書から引用した言葉であり、イスラエルが贖われたはずのソドムやエジプトと霊的には同じぐらいになっている、堕落している状態になることを、聖書は終わりの日に起こることとして預言しています。

次のニュースが興味深いことに、日本語のニュースサイトには一切報道されていませんでした。以下はイスラエル・ニュース翻訳サイトからの引用です。

8月20日(月)
*先週の木曜の夜にエルサレムで、ユダヤ人少年らが集団でアラブ人を暴行する事件が発生。今日までに5人の容疑者が逮捕されているが、警察は現在も捜査を続けており、逮捕者は増える見込み

8月21日(火)
*エルサレムで発生したアラブ人に対する暴行容疑で逮捕されたユダヤ人少年が「もう一度、あいつをつかまえたら、殴り殺す」と発言。他にも7人の未成年の男女が逮捕され取り調べを受けている。(P,Y,H)
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jd0821.htm

いつもは、イスラエル国防軍がハマスのロケットによる攻撃への報復として、ガザにいるテロリストを標的に攻撃したりすると、日本語では、どんどんニュース記事がその出来事で埋まるのですが、あまりにも不公平な報道であると思って読み流していることが多いですが、これは絶対に見逃せない記事です。

私は「三つのPro」というエッセイ記事の中で、イスラエル・パレスチナ紛争の本質は「領土」ではなく、「在留異国人へのいたわり」へと焦点を当てるべきであると述べました。ジョエル・ローゼンバーグ氏もその律法の言葉を引用して、今回の犯罪を強く非難しています。ネタニヤフ首相も、このリンチになりかねなかった恐ろしい暴行を強い言葉で非難し、容疑者を厳罰に処することを発表しています

ここでやはり、私たちが神の愛で人を愛するということは、どういうことかを考えなければいけません。イスラエルは神に選ばれた民です。(その選びを基盤として、異邦人信者をも選びの器としてくださったことをローマ9章は教えています。)それはイスラエル人が正しいことを行なっているからでしょうか?いいえ、彼らはたくさんの不正と悪を行なってきました。私たちの教会の学びは士師記を終わりましたが、ベニヤミン人はソドム人と変わりない集団同性愛レイプを行なおうとしたのです(結局、一人の婦人を集団レイプ、死に至らせる)。

それらの悪にふさわしい裁きを神はイスラエルに下されます。流血や暴力について、忌まわしい行ないや汚れについて、神は預言者によって何度も警告されましたが、言うことを聞きませんでした。それでバビロンによって捕え移されます。それでも、神はイスラエルをあきらめませんでした。ここに愛があります。愛は真実に基づくものであり、人間的には絶対に好きになれない相手を、それでも愛していくのです。そしてそれは悪を容認する愛ではなく、その悪を裁き、懲らしめ、その悪から離れることを願うところにある愛です。

私はこの事件を見て、イスラエル人も終わり日に起こる困難な時代の例外を免れないと思いました。米国における当り構わずの乱射。日本における、あまりにも陳腐な動機による通り魔。そして諸外国における“愛国心”“公平な社会”等、もっともらしい名を使っての暴徒。「そのときに人々は、自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、不遜な者、神をけがす者、両親に従わない者、感謝することを知らない者、汚れた者になり、情け知らずの者、和解しない者、そしる者、節制のない者、粗暴な者、善を好まない者になり、裏切る者、向こう見ずな者、慢心する者、神よりも快楽を愛する者になり、・・・」(2テモテ3:2‐4)

「怒り」「憎しみ」「非寛容」という空気がこの世を立ち込めています。また、「恐れ」「不安」という敵にも目を向けるべきです。私たちは恐れると、自己防衛反応から、本当は愛するべき人から離れたり、避けたり、時には被害意識によって攻撃的にさえなります。

イスラエルが清められますように。そして私たちキリスト者も世の汚れから守られますように。

【追記】
私がこのニュースで衝撃を受けたのは、私も旅行中は必ず通ったエルサレムの繁華街「シオン広場(Zion Square)」で起こったことです。パレスチナ人による自爆テロが・・・というのが第二次インティファーダの時にはありましたが、まさかその反対のことが少しでも起ころうとするなんて・・・という衝撃です。

ある記事では被害者は「アラブ人」と書かれており、また「パレスチナ人」と書かれているのもあります。1967年にイスラエルがヨルダンから東エルサレムを奪取しました。イスラエルはそこを併合したのですが、そこのアラブ人住民には無条件でイスラエル国籍を提供する準備をしました。けれども拒むこともでき、ほとんどが拒んでいます。

彼らはエルサレム在住ビザが与えられており、エルサレムを自由に行き来できます。旅行に行けば、西エルサレムがとてもユダヤ的で東は昔からの町、アラブ人の多い地区であることをすぐに感じ取ることができるでしょう。けれども、西エルサレムではユダヤ人もアラブ人も互いに通りかかることはあっても、職場以外は共に何かすることは希薄になっている、という現状です。(参照:New York Times

2010年の聖地旅行では、そのシオン広場の近くにある教会の礼拝に参加しましたが、東エルサレムからのアラブ人兄弟が奉仕していて、ユダヤ人兄弟と肩を組んで代表の祈りを捧げていました。

「イスラエル旅行準備会第二回」のお知らせ

こんにちは、お元気にしておられますか?
聖地旅行準備会、第二回目のご案内をしたいと思います。

8月24日(金)午後7時から9時頃まで
場所:東京日暮里国際教会 内
東京都荒川区西日暮里2丁目29-6 秋山ビル4階
(一階にファミリーマート(西日暮里二丁目店)があります。)

地図と行き方:LCFの教会案内のページをご参照ください。
(LCFの午前礼拝の場所になります)

今回の学びは、「イスラエルの時代史の概観」になります。聖書時代にある歴史は、聖書通読をされている方は理解しておられると思います。

1)アブラハム等の族長時代
 (注:出エジプト時代はイスラエルはカナンの地にいなかった)
2)ヨシュアから士師記まで
3)ダビデによる王国イスラエルの始まり
4)バビロン捕囚による離散とその後の帰還
5)中間期(ハスモン朝)
6)ローマ支配下のイスラエル(新約時代)
 (唯一、5)はダニエル書などの預言にしかありません。)

そして紀元70年にローマがエルサレムの神殿を破壊して、世界に離散してからの歴史は、信仰者は教会でほとんど学ぶ機会がありません。けれども、聖地旅行をする時には必ず出てくる時代区分なので、ぜひ覚えておく必要があります。そして近代における帰還運動、現代のイスラエル建国へと続きます。

以上、「シオンの架け橋」にあるイスラエル史をご一読ください。

お話しする内容としては、すでに当ブログに連載して一部を書き記していました。こちらも時間があればご一読ください。

初めから物語る歴史 - イスラエル その1

【旅行参加を随時募集中】
旅行参加は、今も募集しております。ぜひご参加ください!まだ申し込まれていない方も、興味があればこの準備会への参加可能です。詳しくは案内ページを見てください。

イスラエル旅行2013年2月

聖地旅行(2013年2月)のチラシ案内

2013年イスラエル旅行のチラシの内容をアップデートしました!申込は随時受け付けています。ぜひご連絡ください!

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ロゴス・ミニストリー企画の聖地旅行のご案内です。チラシをご覧ください。

聖書を体験するイスラエルの旅

2013年2月19日(火)-3月1日(金)(11日間)
旅行費用の目安: 32.8万円(燃油税5.5万円程度(2012年1月現在))
募集人数:25名(催行最小人員:15名)
申込連絡先:info@logos-ministries.org

また東京や近辺にお住まいで、ぜひ口頭で説明を聞きたいと願う方もご連絡ください。興味のある方が数人おられれば、時間が合えば伺わせていただきます。

そして、牧師や教会奉仕者で興味のある方に対しては、今回の旅行はロゴス・ミニストリー主催ですが、ぜひ協力して一つのグループとして動いていきたいと願っています。旅行する仲間の中で主にある良い交わりが生まれることを強く願っています。

イスラエル旅行(2013年2月)準備会(第一回)のお知らせ

イスラエル旅行2013年2月」についてのお知らせです。

これから、月に一度程度の頻度で準備会を開かせていただきます。参加希望意思を示してくださった方はもうご存知だと思いますが、私はこの旅行のために祈ることと信じることを強調してきました。たとえ仕事などの時間の制限や金銭的な課題があっても、御心であれば必ず行くようになる、と励ましてきました。

そして、その皆さんの決心に、できうる限りお応えしたいと願っています。旅行代金は一般のものより抑えられていますが、それでも決して少額ではありません。けれども、その金額に見合うだけのものをなるべくご提供させていただきたいと願い、普通ならば一回のオリエンテーションで終わらせるのが聖地旅行ですが、じっくりと前勉強と祈り、そして旅行仲間の交わりのために準備会を複数回に渡って行なおうと思っている次第です。

日時:6月22日(金)午後7時から9時頃まで
場所: 目黒区田道住区センター三田分室
(恵比寿バイブルスタディの場所と同じです。地図等の情報は、こちらをご覧ください。)

持参する物:聖書、書く物、ノート

今回の内容:「イスラエルという地

ロゴス・ミニストリーのイスラエル旅行の概観を見ていきたいと思います。これから用意すべき資料また参考資料を紹介させていただきます。その後で、イスラエル全土の地形的説明、それから考古学の初歩知識をご紹介したいと思います。

– 様子はビデオに録りたいと思っております。参加希望者には後で見られるようにしていきます
– さらに、これから参加に対して関心のある方、考慮されている方は、まだ申込意思を表していられなくてもぜひいらしてください!今現在、あと十名ぐらいの参加申込の枠組みがあります。