恵比寿バイブルスタディのお知らせ(9月28日)

みなさんへ

おはようございます。みなさんお元気ですか?私たちは先週、教会で初めての修養会をしました。聖書の学びの他、バーベキューをして、川遊びをしました。童心に返ったような(?)楽しい時間でした。

次回の恵比寿バイブルスタディのお知らせをします。

日時:9月28日(水)19:00~
場所:目黒区立 田道住区センター三田分室 / 2階 第一会議室
聖書箇所:詩篇119篇前半
※ 食事は学びの前と後で持参ですることもできます。

次回は、10月12日を予定しています。

主に感謝。

イスラエル首相ネタニヤフ氏による国連演説

 現在、ニューヨークで国連総会一般討論演説が進行中です。

 イラン大統領のアフマディネジャドが演説を行い、次の日パレスチナ自治政府のアッバス議長が演説を行いましたが、ネタニヤフ首相がその同日、23日に行いました。

全文と動画(イスラエル外務省サイト内)

彼の政治人生において、また現イスラエル国にとっても最も重要な演説の一つだったことでしょう。彼は、かつてイスラエルの国連大使を務めたことがあり、それゆえに重層感のある主張と反駁を展開させています。重要な点を列挙します。

・ イザヤ書9章から「死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。」を引用し、「この光が和平の光となるようにしよう。」と呼びかけた。(メシヤ到来の有名な聖句です。)
・ イスラエルは、ユダヤの民にとって「古の聖書的郷土」であることを説明。
・ パレスチナ人との和平を達成する方法を説明。
・ 遅すぎないうちに、イランの核兵器取得を阻止することを促す。
・ 国連は、平和と安全のために尊厳をもって働く、優れた外交官がその中に多くいる一方で、極めて頻繁に「嘘の家」であり「愚の劇場」である。

鍵となる引用

・ 私は今、いささか数分であろうとも、我が国にとって長いこと暗黒の場であった会場に真実の光が輝くことを願っています。ですから、私はイスラエルの首相として、拍手喝采を得るためにここに来たのではありません。真実を語るためにここに来ました。真実とは、イスラエルが平和を望んでいるということです。真実は、私が平和を望んでいるということです。真実は、中東においては常に、特にこの騒然とした時に、平和を安全保障という錨でしっかりつなぎ留めておかねばならない、ということです。真実とは、和平が国連決議を通じて達成できるものではなく、当事者間の直接交渉によってのみ達成できるということです。真実は、これまでのところパレスチナの人々が、交渉を拒否してきたということです。真実は、イスラエルはパレスチナ国と和平を得たいと思っているが、パレスチナは和平なしの国家を欲しているということです。そして真実は、あなた方はそのことを放置してはならない、ということです。

・ まさにここ(国連)で1975年に、長い歳月を経た我が民の熱望が、古の聖書的郷土における民族的生活を回復させたいという切望が、その年に、恥ずかしくも人種主義という烙印を押されました。そして1980年、まさにここで、歴史に残るイスラエル・エジプト平和条約が称賛されるのではなく、弾劾されたのです!ここでイスラエルだけが、何年も、不正に非難の標的にされました。世界の他の諸国を全て合わせても、イスラエルが最も非難を受けているのです。二十七の国連総会非難決議のうち、二十一が、中東で唯一の民主主義国であるイスラエルに対するものです。

・ これは愚の劇場であります。イスラエルが悪党に仕立てあげているのみならず、本当の悪党を指導的な役目として、しばしば仕立てあげています。リビアのカダフィが、国連人権委員会の議長を務めました。サダム政権下のイラクが、国連軍縮委員会の長だったのです。「それは過去のことだ」とおっしゃるかもしれません。そうでしょうか、今、たった今、これが起こっているのです。ヒズボラの支配下にあるレバノンが、今、国連安保理の議長になっています。つまりは、テロ組織が、世界の安全保障を担保するよう任じられている組織の座を占めているのです。こんなことを作り上げることは到底できません。

・ 東西間に今、その全ての平和を脅かす憎悪が増えてきています。これは、解放するのではなく虐げることを求め、建て上げるのではなく、破壊することを目的にしています。その憎悪とは戦闘的イスラム教です。これは、偉大な信仰という衣を着て見せてつけているけれども、ユダヤ人、クリスチャン、ムスリムを見境なく、赦しがたい偏見でもって殺害しています。9月11日に、何千人ものアメリカ人を殺しました。あのツインタワーを、煙がくすぶる廃墟とせしめました。昨夜、九・十一の記念碑に花輪を残しました。心が動かされました。けれども、そこに行くにあたり、私の思いには一つのことが響き渡っていました。この演説台から発せられた、イラン大統領による悪逆無道な言葉です。彼は、九・十一をアメリカの陰謀だとほのめかしました。あなた方のうち何人かはこの会場から出てゆきました。全員が出て行くべきだったのです。

・ 国際社会は、遅すぎないうちにイランを止めさせなければいけません。イランを阻止できなければ、私たちは皆、核テロリズムを目撃することを余儀なくされるでしょう。そして「アラブの春」はたちまち「イランの冬」になるでしょう。イスラエルを取り巻く世界は、さらに危なくなっています。戦闘的イスラムは既にレバノンとガザを乗っ取りました。そして、イスラエルとエジプト間の平和条約と、イスラエル・ヨルダン間の平和条約を引き裂くことを決意しています。多くのアラブ人の思いに、ユダヤ人、イスラエル、アメリカ、西欧に対する憎悪を吹き付けました。それは、イスラエルの政策に反対しているのではなく、イスラエルの存在そのものに反対しているのです。

・ イスラエルは2000年、パレスチナの要求をほとんど全て呑んだ、破格の和平の申し出を行いました。アラファトは拒否しました。それからパレスチナ人は、千人のイスラエル人の命を取ったテロ攻撃を開始しました。オルメルト首相はその後2008年、さらには破格の申し出をしました。私たちは領土を実際に手放したのです。アッバス大統領は反応さえ示さなかったのです。しかし、イスラエルはさらに破格の申し出をしました。2000年にレバノンから撤退し、2005年にガザからは一平方インチも主張することなく、全域から撤退したのです。これでイスラムの嵐、私たちを脅かすイスラムの嵐は静まることはなかったのです。このことによって、その嵐はますます接近し、強大になってきたのです。

・ イスラエルのユダヤ人国家は、少数民族の権利を常に守ります。そこには、イスラエル国籍を持つ百万人以上のアラブ人が含まれています。私は、同じことをパレスチナ国家に言えればよかったのに、と思います。なぜなら、パレスチナの役人は先日、― 実は彼らはここニューヨークにやってきていますが、― パレスチナ国家にはただ一人のユダヤ人も受け入れないと言ったのです。つまり、ユダヤ人追放、ユダヤ人フリーだというのです。これこそ民族浄化です。今日、ラマラ(訳注:自治政府の首都)には、ユダヤ人に土地を売却するならば死罪に値するという法律があります。これこそ人種差別です。この法律が何を想起させるかはお分かりでしょう(訳注:ナチスの定めた法律のことです)。

・ アラブ人の古くからある諺で、「片手で拍手喝采することはできない」というものがあります。和平でも、同じことが言えます。私は独りで平和を造ることはできません。アッバス大統領、私は私の手を差し出します、イスラエルの和平の手を差し出します。あなたがこの手を握ってほしいと願います。私たちはどちらもアブラハムの子なのです。我が民は、彼をAvrahamと呼びます。あなたの民は彼をIbrahimと呼びます。同じ族長を持っているのです。同じ土地に住んでいるのです。私たちの運命は織り交ぜられているのです。イザヤの幻を実現しましょう、「死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。」
(参照記事: NETANYAHU COMES TO U.N. TO SPEAK THE TRUTH: ISRAEL WANTS PEACE, BUT THE U.N. IS THE “THEATER OF THE ABSURD”

【補足】
 イラン大統領、アフマディネジャドによる国連演説全文を私は読みましたが、実に酷いものでした。 次は演説の要約ですが、日本語のイラン・ラジオの記事で読むことができます。 → 国連総会でのイラン大統領の演説

 彼は、イスラムの終末である「マーディが、イエス・キリストとともに再来する」と言っていますが、その他は世界に流布している反米主義を寄せ集め、翻案しているだけです。世界の不平等と暴力の全てを、欧米ことに米国が引き起こしたものとする極左思想を取り入れ、「ホロコースト」の捏造、「シオニズム」の悪魔化などの陰謀論もたくさん取り入れています。九・十一もアメリカの陰謀であるとほのめかしています。そして、「共同と集合の世界管理」という言葉を頻繁に使い、新世界秩序すなわち世界政府を強調しています。

 まさに、聖書が終わりの日に起こると告げる、反キリストの台頭を体現するような発言です。

 けれども、私が空恐ろしいと思ったのは、彼が取り寄せた流布している思想というのは、実は、世界の数多くの人々に断片的に受け入れられ、信じられているという事実です。イスラム過激主義が今、元々反イスラエル感情を抱いていたアラブ人やイスラム教徒に、イスラエルという存在に対する潜在的憎悪を注入していると同じように、私たちが漠然と抱いている反感や怒りを利用して、危険な思想を私たちの思いに毒のように注入しているのです。

 アフマディネジャドには、欧米の帝国主義を非難する資格など微塵たりともありません。国内の改革派を武力で押さえ込み、十代の少女にさえ拷問を加えることを控えず、蹂躙の限りを尽くしています。そして核兵器開発を異常な速度に推進し、それをイスラムのマーディ到来のために、イスラエルとアメリカに使用することさえ明言しているのです。

 そしてアッバス議長もイスラエルを非難する資格はありません。自治政府を批判する人々を逮捕するなど、国連総会演説にあった「アラブの春」から「パレスチナの春」などよく言えたものです。

 真に苦しみを受けている「声なき声」を聞き取ることのできる人になりたいと願います。

LCF修養会(9月22-23日)

先日、秋分の日をはさんで、ロゴス・クリスチャン・フェローシップの修養会を行いました。場所は、足立区の経営する、「鹿沼野外リクリエーションセンター」というところです。祝日前日ということもあり、泊まっていたのは私たちだけで、お風呂もその他の施設も思う存分、楽しむことができました。

私は、本格的に教会開拓をしたのは今回が初めてなのですが、親ばかならず、牧者ばかなのかもしれませんが、私はこんなにすばらしい兄弟姉妹に巡れて本当にうれしいです!いつも明るく、そして御言葉の学びと交わりに熱心な人々を私たちに与えてくださった神に感謝しています。

山崎さんが自分の車で私たちの所まで来てくれて、食材を調達し、そして高速道路に乗りました。途中で大雨になりました。施設に着いてからも雨は続きましたが、6時頃には小雨になり助かりました。他のメンバーは午前中に用事があったり、また仕事があるので、それぞれ直接、東武線に乗って最寄り駅に夜、到着しました。

泊まったのは二つのコテージです。夜遅くに、一つ聖書の学びというか、分かち合いをしました。箇所はサムエル記第一24章で、ダビデの子としてキリストをお与えになる神は、ご自分の国を柔和な者に受け継がせるという内容でした。ダビデが、サウルの衣のすそを一部切っただけで心を痛めたというところに、ダビデには復讐を嫌う思い、さばかれる方は主のみであるという柔らかい心があることを学びました。

それから、兄弟の一人が自分の友人で上司についての悩みを打ち明けられたことを話しました。そこから私たちが赦すことについて、また裁かないことについて話し合いました。

それから次の日の朝、ご飯をいっしょに食べた後に、聖書の学びを続きで25章を読みました。そこでは、ダビデは怒ってナバルを殺そうとしましたが、妻アビガイルを通して過ちを知るところとなり、主が直接、ナバルを打たれたところを読みました。復讐は主がなさることを知ることはとても大切です。

そして私は、かねてからLCFの仲間に教えたかったことがあり、それは、「聖書の学びを自分で行っていく方法」です。ロゴス・ミニストリー内の音声や原稿を熱心に聞いている人々ばかりなのですが、自分自身で読んで、そこに書かれてあることを発見する喜びを知る必要があります。いわゆる「帰納的聖書研究法(Inductive Bible Study)」を、私がかつて教科書として読んで使った、”Joy of Discovery“を使って紹介しました。

それからコテージの前にあるバーベキュー場で昼食の準備です。韓国風バーベキューにしようと当初思いましたが、普通の日本のバーベキューも加わり、さらに食後にマシュマロを焼くアメリカ式もやったので、多国籍バーベキューになりました。けれども、こんなにキムチをみんなが好きとは思いませんでした!

それから、キャンプ場の側を流れている川を見に行きました。台風のせいで水が濁っているとのことですが、それでも十分きれいでした。いつもは、信じられないぐらい透明できれいだそうです。

そして、川遊びをずっとしていました。のんびりして、とても気持ちよかったです。いつの間にか、向こう岸にいる兄弟二人が、こちら側にいる姉妹と、「石投げ合戦」が始まりました。石を川に投げ入れ、飛び散った水を相手にかかるようにする合戦です。大人たちが童心に返ったような、楽しいひと時でした!