等身大で見るキリスト者

水谷潔さんが、フランクリン・グラハムとその息子ウィル・グラハムが日本でクルセード(伝道集会)を開くことについて、疑問を抱いている牧師さんの下のブログ記事をリンクしておられます(元記事はこちら)。(注:【後記】を書いています、この記事の一番下にあります。)

福音派キリスト教とフランクリン・グラハム伝道大会

アメリカ主義が輸入された教会というものを体験した筆者にとって、確かにこの伝道大会とは心理的な距離を取りたいという思いが伝わってきます。日本の教会が、未だに米国の宣教活動に過度に依存していることへの嘆きは、よく伝わってきました。韓国の教会の宣教方法もそれがアメリカ式だという批判をされていますが、そのことも良く分かります。

この方の書かれた終末に生きる神の民についてのブログ記事で、大きく教わるところがあり、私も悔い改めに導かれました。これはぜひ、他の方々にもお勧めする論考です。そしてこの方の書かれた著書もざっと読みましたが、じっくりと聖書に取り組んだ跡が残っています。

「類型化」という過ち

ただ、その論点の背後にある流れには疑問があります。それを一言でいえば「類型化」です。

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東アジアキリスト青年大会第四回

去年暮れ、本ブログでご紹介した2月13‐15日に開かれた「東アジアキリスト青年大会」ですが、無事帰ってきました。今回は、第三回以上に霊的に充実した恵みに溢れた大会となりました。日中韓の関係が悪化している中で、むしろ世の光としてキリスト者がこれまでにない一致と平和を若者たちの間で享受できたと思います。

詳しい報告は、時を追ってこれから少しずつご紹介していくと思いますが、まだ興奮の冷めないうちに書き留めておきたいと思います。

まず、参加者の構成です。前回は、日本人が私たち夫婦しかいなかったのですが、今回は合計9名が参加できました。また日本に在住の中国と韓国の兄弟姉妹も参加し、日本からは合計20名以上になります。そして中国本土からは二名が参加、さらに脱北者の姉妹も二名参加です。合計50数名による大会です。

そして共通しているのは、大会前の「不安」です。初めての人は大きな期待を抱きながらも、青年のみならず講師として招かれている先生方も初めての人は不安だったと思います。一体この大会が何であるのか、その内容が見えないということ、さらに、日中韓の関係悪化の中で何か嫌な経験をするのではないか、という不安も少なからずあった`かもしれません。しかし、共に三か国語の歌詞が出ているスクリーンを見ながら同じ賛美を歌い、御言葉を聞き、共に祈りあう時間を過ごしながら、一気に主のご臨在に中に引き込まれました。 続きを読む 東アジアキリスト青年大会第四回