「ユダヤ人陰謀説―日本の中の反ユダヤと親ユダヤ」

Jews in Japanese Mind 「ユダヤ人陰謀説―日本の中の反ユダヤと親ユダヤ」

ご紹介する本はかなり前に出版されたものですが、日本における反ユダヤと親ユダヤについて非常に多くの文献を揃えた良書です。まずは「内容の紹介」から:

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日本人はなぜ、ユダヤ人が「好き」なのか!?

実際に接する機会はほとんどないのに、左翼も右翼も、知識人もジャーナリストもユダヤ人を語りたがる。その馬鹿げた空想の背景にあるのは、深刻な精神荒廃だ!

ユダヤ人に対する日本人の態度は日本の文化に深く根ざして、形づくられてきたものである。ユダヤ人の存在を知る以前すでに、日本には外国人との関係のもちかたに一定の形ができあがっていた。それが日本人がやがてユダヤ人について想像するようになったとき、その中身を決定する基盤になってきた。
歴史をとおして見ると、日本では外国人は畏怖の目で見られるか、あるいは反対に軽蔑の目で見られるか、いつもそのどちらかだった。
つまりよそ者は、恩恵をほどこす神々と見なされることもあれば、脅威をもたらす悪鬼であることもある。このように相反する感情が共存してきたことには、とても大きな意味があるだろう。――
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