イスラエル旅行日記 5月23日 - ヘブロンの町

こんにちは。
シャローム from エルサレム。

大韓航空で22日に出発、仁川国際空港経由で無事に同日午後10時半頃に到着しました。そして二回目に利用したのと同じ、Allenby #2 B&Bで宿泊しています。今日Mount Zion Hotelに移動し、アーノルドのアメリカからのグループに合流します。

昨日はヘブロンに行って来ました。

「あっ、そう。」という反応をされる人もおられるでしょうが、そこが今どういう町か知っている人は「えっ!大丈夫だったんですか!!」と驚かれていると思います。そこはパレスチナ自治区のヨルダン川西岸地域に入っているからです。ベツレヘムやエリコなどは比較的安全とされていますが、ヘブロンは入植地との摩擦で緊張状態にあるといわれています。(参照:外務省の渡航情報のサイト

でもやはり今回でもう三回目の旅行です。アブラハムがヘブロンに滞在しそこで墓地を購入したことは、神の救いのご計画の中では画期的な出来事でした。ヘブル11章13-16節によると、族長たちは天に故郷があることを証ししていたとあります。マクペラの洞穴がまさにその証しです。99年にイスラエルに行った時から行ってみたいと心に願っていたところです。

一言で感想を言えば「行くのも簡単で、しかも静かだった」でした。イスラエルを縦横無尽に走っているエゲッドというバス会社がありますが、それを使えば9.2シェケル(約220円)で1時間強で到着します。ついでにバスは防弾ガラスの窓になっています。

さらに、旅行者の説明ではパレスチナの区域とユダヤ人の区域の間の行き来は至極難しいとのことだったのですが、あっけに取られるほど何の問題もなく、特に外国人の旅行者は無制限でした。そしてマクペラの洞窟は、ユダヤ教側とイスラム教側に厳密に分かれていますが、ほとんど何の問題もなくどちらも簡単に入れました。

パレスチナ人のヘブロンの町も少し闊歩しましたが、やはり閑散としていて静かでした。(でも、彼らアラブ人は人懐こくて、またしつこくて、少年がアラブ語で歩いている私に話しかけていたと思いきや、「案内したので、お金くれ」みたいなことを言っていました。)

それでたくさん時間を取っていったところが、他に見るところがなくなってしまいました。他にアブラハムの時代のカナン人の町のヘブロンの遺跡もあるのですが、ヘブロンの町を紹介する入植地団体の人が観光案内所を閉めていて、他のイスラエル兵士に聞いてもだれも知りません。それで、次のエゲッド・バスを待つこと1時間以上経ちました。洞窟の区域を警備しているイスラエル兵士の若者とも会話して、またバスの中にも別の兵士と話して、今回ヘブロンで一番多く話したのはイスラエル兵士でした。

マクペラの洞窟についての説明は帰国後、イスラエル旅行記としてまとめますのでお待ちください。

ということで、今日はシェケム(ナブルス)に行こうかどうか迷っています。シェケムはもちろん、アブラハム、ヤコブがいたところであり、ヨシュアが律法を読んだゲリジム山とエバル山があるところであり、そしてイエス様が会いに行かれたサマリヤの女の井戸も実際にあります。でも同じく危険(?)な西岸地域の中にあり、ヘブロンのようになったらどうしようかなと迷っています。エルサレム市内にいると、どの建物に入るにもお金がかかるし(高い!)、うーんやはりナブルスに行こうかというとことです。

マクペラの洞窟

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