イスラエル旅行日記 5月24日 - ナブルスの町

今日はやはり、ナブルス(シェケム)に行きました。ヘブロンへはエルサレムから南へバスで1時間強ですが、ナブルスへは北方に2時間弱かかります。

私にとっての、初めてのディープなパレスチナ体験でした。

昨日と同じく、交通手段も簡単で検問所も非常に簡易なものでした。そして人々も優しく、帰りのバスでは突然、日本語で話しかけてくる青年が!アニメが好きな大学生でした。

2008年の旅行記にはイスラエル領は緑が多く、パレスチナ側が禿げていることを書きましたが、サマリヤ地方はそれほどでもありません。野生のオリーブの木がたくさん生えていて、丘陵がなだらかな地が延々と続きます。

中継地点のラマラでバスを乗り換えなければいけませんが、さすが西岸の(事実上の)首都だけあって十分栄えています。

そして実際に、イエス様が座られたヤコブの井戸、ヤコブの時代にあったカナン人のシェケムの町の遺跡を訪れることができ、そして、エバル山とゲリジム山をじっくり見つめることができました。本当に行って良かったです!

そしてMount Zion Hotelに来てみると、もう既にアーノルドのグループが到着していました。アーノルドに挨拶すると、中川師が主催されたセミナーの参加者の一人だと勘違いして(日本から帰ってきたばかりだから無理もありません)、「今日から、あなたのグループのメンバーですよ。」と説明して理解してくださいました。

彼の英語は相変わらず聞き取りにくいですが、冗談をかましまくっている気さくな人です。

ゲリジム山
(後ろの、頂上に建物があるのがそれです。建物はサマリヤ人が今でも礼拝している寺院です)