イスラエル旅行日記 6月4日 - 下ガリラヤ(西部)

今日は下ガリラヤの西部です。

ハティンの角(Horns of Hattin)
ナザレ
キション川
ベイト・シェアリム(Beit Shearim)
カルメル山
メギド

聞きなれない場所が二つ出てきたと思います。一つはハティンの角ですが、聖書では「マドン(ヨシュア11:1)」という地名で出てきます。ガリラヤ湖の南東部分に位置しますが、十字軍がサラディンとの戦いに負けた場所です。けれどももっと大事なことは、ここがプロテスタントの「八福の丘」だそうです。普通はガリラヤ湖畔の北にある、カ
トリックの教会があるところにプロテスタントの教会もほとんどが連れて行きます。道なき道をワゴン車に揺られながら行ったので、誰がこんなところに来るのか?と旅行メンバーの誰もが思いました。

もう一つは、ベイト・シェアリムです。カルメル山のふもと近くにあります。ここはデービッドの旅行で訪ねたツィポリに似ています。ユダヤ人の反乱によってエルサレムとユダヤ地方から追い出されたユダヤ人が、このローマの町にサンヘドリンを建て、ユダヤ教の中心地となりました。ここにある洞窟の墓は驚くべきものがあります。

昨日に比べて霞みも少なく、カルメル山から東を見て、昨日訪れた、タボル山、モレ山、ギルボア山、そして先ほど訪ねたナザレを一望できました。

このように、下ガリラヤはイズレエル平原を中心として、山と峠で囲んでいる所です。

カルメル山から見たイズレエル平原

イスラエル旅行日記 6月3日 - 下ガリラヤ(東部)

ガリラヤ湖周辺を見た後、6月3日には下ガリラヤの東部を見ました。旅程は次の通りです。

ベルヴォア(Belvoir)要塞
オフラ
ハロデの泉
モレ山
シュネム
ナイン
エン・ドル
タボル山
ギルボア山
ガン・ハシュロシャ(Gan Hashlosha)国立公園(サネSahne)

これまでになく、山を登って下っての繰り返しで、全体の地形を把握させようとする意図を見ました。ところがあいにく霞がかかっていて、はっきり見ることができませんでした。

ベルヴォア要塞は十字軍によって建てられたものですが、その高地からヨルダン渓谷を眺めることができます。ちょうどベテ・シェアンのテルから見たのと似ていました。

そしてワゴン車は、道ならぬ道を走りました。キブツの畑の中を突っ走っています。そしてあるアラブ人の町が見えてきましたが、そこがギデオンの町「オフラ」です。

それから車をさらに走らせると、ギデオンが三百人にまで軍隊を減らされた「ハロデの泉」に着きました。そこはギブオン山のふもとにあり国立公園になっています。

そして北側にモレ山があります。モレ山の南側にはシュネムがあり北側にはナインがあります。前者は、エリシャがシュネムの女の息子を生き返らせた町です。そしてナインはイエス様はやもめの息子を生き返らせた町です。この山が神の復活の力をあかししています。

お昼はモレ山のふもとにある町で、アラブ系イスラエル人の人のお店でイスラエルの簡単な料理を食べ、それから私たちはエン・ドルを見ました。サウルが魔女に伺いを立てたところです。

そしてタボル山に上りました。そこからナザレの町も見ることができます。

それから、ギルボア山を走り、そして最後はサネと呼ばれる国立公園に行きました。それは見るためではなく、水遊びを楽しむためです。なっ、なんと泉によるプールがあるのです。三つのプールに分かれていますが、独立戦争時に殉死した三人にちなんでいるそうです。

泉の水によるプールを生まれて初めて楽しみました。