イスラエル旅行日記6月2日 - ガリラヤ湖周辺

今日の旅程は次の通りでした。

ゲルガサ
ベツサイダ
ヨルダン川→ガリラヤ湖
カペナウム
八福の山
コラジン
ティベリヤ
湖上遊覧
アルベル山
ガリラヤ湖→ヨルダン川

南端にあるマアガン・ホテルを出て右回りで北上しました。ガリラヤ湖周辺は異邦人側の地域とユダヤ人側の地域に分かれます。ティベリヤから時計の反対周りで、豚に悪霊が乗り移った出来事が起こったゲルガサまでが異邦人の地域、北東にあるベツサイダからミグドル(マグダラ)辺りまでがユダヤ人の地域です。私たちはまず、異邦人のゲル
ガサに行きました。

そこにビザンチン時代の教会の遺跡があります。それを見ましたが、当時のひき臼とオリーブ圧搾機がありました。

そしてベツサイダの遺跡に行きました。ベツサイダの可能性のある地域は北東と、そして伝統的な北西があります。カトリックなどの教会は北西にあります。けれども遺跡として今、北東で盛んに行なわれており、どんどん発掘されています。

そしてカペナウムに行きました。そこで見ることのできるシナゴーグ(ユダヤ教会堂)は、数世紀後のものですが、基盤の部分が当時のものを使っていて、それが主が教えを垂れた所です。

さらにコラジンに行きました。この町と上の二つの町をイエス様が呪われましたね。コラジンは北東の丘の上にあります。カペナウムよりもここのほうが、シナゴーグをはじめそのまま残っているので、当時のユダヤ人の町を想像しやすかったです。とくに「モーセの座」と呼ばれるマタイ23章に出てくる椅子も見つかっています。

そしてティベリヤで聖ペテロの魚を食べ、それから湖上遊覧をしました。デービッドは必ずそこで説教をするのですが、アーノルドは運転や説明、すべてのことを起こっている疲れのせいか、船の真ん中の椅子に座ったまま眠ってしまいました!

舟はティベリヤに戻り、今度はアルベル(Arbel)に向かいました。ガリラヤ湖東端にある大きくそそり立つ丘です。ところが、公園に着いたらまだ30分ぐらい残っていたのに「もう閉門だ」と言われて引き返さなければいけませんでした。けれども途中で見えるガリラヤ湖全体の風景は圧巻でした。

6月1日の分で書くのを忘れましたが、6月1日の講義にアーノルドと古くからの親友で、ノアム&ジョアン・ヘンドレンさんが証しに来てくださいました。後でお二人も最近来日されていたことを知りました。ハーベストタイムの再臨待望聖会に四月に招かれていたのです。

アーノルドも五月に日本に来ていたので、「私たちのは前座だ」と冗談を言っておられましたが、ジョアンさんが日本人の信者とユダヤ人の信者の通る葛藤に類似点を見つけておられました。「クリスチャンになったら、日本人であることを失ってしまうのではないか。」というアイデンティティーの問題です。

そして、お二人は日本がとても気に入っておられていました(これは外国生活が多い私はよく聞く話ですが、きれいで、人々に親切で、秩序がある・・・などです。)そしてついでにアーノルドにも、「なぜ、日本に何度も行き続けるのですか?」と聞きましたが、「この国が好きで、その民も好きだから。」とにこにこしながら答えました。

私は冗談ぽく、「イスラエル人が東洋神秘に走る傾向があるが非常に驚く。私は神社や寺に囲まれて育って、もう嫌気がさしてイエスをメシヤとして信じたのに。」と言ったら三人とも笑っておられました。

コラジンのシナゴーグにあるモーセの座にすわる、お茶目な(?)アーノルド