バイデン米政権の中東外交 ― オバマ時代の再現か?

現地で信頼できなくさせている党派的政治

 バイデン米政権が発足してから、世界各地で関心が寄せられています。日本では、例えば米国務省の尖閣諸島に対する発言、国務長官の訪日に合わせて、拉致問題への連携をどのようにするかで注目が集まっています。全般的に見ますと、アジア外交は大きな変化が見られません。トランプ政権下のアジア担当者がそのまま後任になる場合もあるそうです。けれども、中東政策は、シンクタンクを含めて、国内政治対立とほぼ一致しています。

 バイデン政権は対中東では、対中のように信念がないように見えます。さらにトランプ前政権の成果、トランプ政権だったからという理由で、逆コースを歩んでいるかのようさえ見えます。

サウジアラビア人の見る米外交

 エルサレム・ポストの、在イスラエルのジャーナリストが、在アラブ首長国のサウジアラビア人の専門家にインタビューしている動画と記事をご紹介したいと思います。彼女のよどみなく出て来る分析は、これまでの私の感触や推測を、見事に可視化するような内容でした。

Political divisions make US foreign policy unreliable, Saudi expert says

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ゴーンの逃げた中東で、どでかいニュースが年末年始に登場

以下の拙文章が、ソルティーに掲載されました。まず、リンク先をご一読ください。その後で、下にある補足の文章をお読みください。

聖書から「時」を視る −明石清正−~ ゴーンの逃げた中東で、百倍大きなニュースが年末年始に登場 ~

日本での報道は、専門家も含めて、あまりにも反米、反トランプになっていて、イランの宣伝をそのまま流していて、鵜呑みにしています。大事だと思われる記事を紹介いたします。

「米軍が殺害、ソレイマニは大量殺人テロの親玉だった」

「米国がテロ組織指定した「世界最凶」国家軍事組織」

「中東の最重要問題に浮上したイランの国家的テロ組織」

こちらの記事も大事です。私も基本、イランという国は魅力的で、いつかぜひ行ってみたいです。イラン人の人たちも良い人たちだと思います。けれども、イランの現体制というのがいかに異常なものかは、知らないといけないと思います。

「「親日」に惑わされてはいけないイランの現実」

宣教大会で、イラク系アメリカ人の宣教師と、イラン系アメリカ人の宣教師の両方に会いました!

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