患難前携挙論者の見る、自説の問題

(フェイスブックに7月16日に投稿)

説の正しさの議論ではなく、それを伝えている人々にある過ち

 興味深いです。書いたご本人は、患難前携挙を信じている人です。ここで焦点を当てているのは、患難前携挙説の間違いではなく、それを伝えている人々にある過ちです。

 いわゆる「預言が外れた」ということで落胆する人たちが多いということ。それは、預言について熱狂し始めて、必要以上に「読み込み」を行い、イスラエルの回復など、すでに成就した預言に注目するのではなく、起こり得るシナリオに注目をしすぎて、再臨の時期を特定してしまう過ちです。主ご自身も、分からないと言われたのに。 続きを読む 患難前携挙論者の見る、自説の問題

「私は、旧約聖書があるからキリスト者なのです。」

ジョン・マッカーサー牧師が保守論客ベン・シャピロ氏の番組で福音を語る(47:22から)

ベン・シャピロという、アメリカでは政治保守派の若手の論客としてよく知られた人がいます。彼は、The Daily Wireの編集長をしています。彼のもう一つの側面は、ユダヤ教正統派ということです。保守論客でユダヤ教徒で有名なのは、Prager Universityデニス・プレーガー氏です(ある動画を日本語で紹紹介)。お二人にとても好感を持てるのは、米国が確かにユダヤ・キリスト教の伝統と価値観に基づいている国であるとして受け入れており、福音派教会に対して、一定の尊敬を持っていることです。

 しばしば、ユダヤ人たちの間に、過去のキリスト教の反ユダヤ主義の歴史があり、今も悲しいことに厳然として存在していますから、「イエス」や「キリスト教」の話をすれば、「あなたはそれを信じる自由があるが、ユダヤ人には関係がない」として抵抗します。しかし福音派の人たちは、「イエスを信じなくとも、あなたは神のかたちに造られた尊い、愛された存在ですよ」という深い確信を持っています。お二人はどちらもそのことを知っています。信じなかったら、あなたには価値がないかのように決してみなさないことを、お二人はご存知です。(関連ブログ記事続きを読む 「私は、旧約聖書があるからキリスト者なのです。」