イスラエルの天然ガス掘削と「ゴグ」預言

イスラエルと聖書預言に関心のある方には、全文必読の記事です。

天然ガスがイスラエルの歴史を変える
(ナショナルジオグラフィック・ニュースから)

こう言おう。『私は城壁のない町々の国に攻め上り、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。』あなたは物を分捕り、獲物をかすめ奪い、今は人の住むようになった廃墟や、国々から集められ、その国の中心に住み、家畜と財産を持っている民に向かって、あなたの腕力をふるおうとする。(エゼキエル38:11-12)」

極めて高価な「財産」の形成です。石油が中東の地政学を形作っているのは誰もが認めているところですが、イスラエルがエネルギーを隣国に依存せず、かつ輸出できるほどまでになれば、そこの地政学は根底から変化します。

アラブの春、特にエジプトでの春はムスリム同胞団の春となり、ヨム・キプール戦争以後の平和条約によるシナイ半島からの石油配給が途絶えた今、イスラエルが、今年の夏は日本と同じく計画停電を考案している中で、奇跡的にも経済的な力をさらに持つことになるでしょう。

プーチンが最近、イスラエルを訪問しました。極めて不気味な動きです。そしてオバマ政権下のアメリカがどんどんイスラエルと距離を離している今、危機の時にはアメリカは自国の国益のみを考えるしかない弱体化を見ている中で、イスラエル指導層としてはもう一つの大国、かつロシア系ユダヤ人によって歴史的なつながりのあるロシアとつながろうという向きは仕方がありません。

しかしこの天然ガスの可能性が見えてきた時の訪問は、ロシアがかつて(当時はソ連)、中東戦争で第四次に最高潮に達した、イスラエルへの関与と覇権をもくろんでいることは確かです。彼が、エゼキエルの預言した「ゴグ」であるかどうかは分かりません。けれども、イランとの軍事同盟、トルコとの友好関係、イランとトルコの反イスラエル姿勢を見るにつけ、酷似した不気味な動きをしていることは確かです。

近年、大地震、経済・金融危機もさることながら、アラブの春など、これまで中東地域を支えていた基盤がことごとく崩れていく出来事が続けざまに起こっています。注視して、私たちもますます、主の来臨を思って、霊に燃え、主に仕えていきましょう!

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