エジプトで再びクーデター

Inside The Revolution: Drama builds amidst military coup in Egypt. Muslim Brotherhood leadership arrested. Who is Adly Mansour, new “interim president?
(革命の内幕:エジプトの軍部クーデターで劇の開演。ムスリム同胞団の指導層の捕縛。「暫定政府大統領」アドリー・マンスールとは誰か?)

“Adly Mansour, left, has been declared interim President of Egypt by the military after mass protests.” (photo credit: UK Telegraph)

ムスリム同胞団のモルシ大統領が軍部によって拘束せられ、エジプトにクーデターが起こりました。私は、中東を見る目として一番参考にしている本が、ジョエル・ローゼンバーグ氏によるInside the Revolution(革命の内幕)(日本語記事)です。

中東には「過激派」と「穏健派」の相克があること。けれどももう一つのグループ「霊的復興派」の存在の紹介は、他のどの地域研究科にも国際情勢分析家にも出てこない視点です。過激派は、「イスラムが答え、ジハードが道」といい、穏健派は「イスラムが答え、ジハードはその道ではない。」と言い、復興派は、「イスラムは答えではない。イエスが答えで、道である。」という人々。

そして、人は昔も今も変わらないように、国も、エジプトも、シリアも、イラン(ペルシヤ)も、ロシアも、そのほか、周囲の国々も、聖書時代のそれとそれほど変わりない、という確信を深めています。イザヤ17章を見れば、ダマスコが廃墟となるという方向にシリアが向かっているし、イザヤ19章を見れば、エジプトが内戦で弱くなり、女のように弱体化することも預言されている。

私がイスラエル旅行に行くことを話すと「危険ではないですか?」と聞かれ、そしてエジプトについては多くの人がピラミッドやナイルによってロマンチックなイメージを持っているけれども、私は初めから、聖書的確信もあってエジプトは過酷な国、イスラエルは乳と蜜の流れる地、というイメージを持っていました。

2008年エジプト旅行
http://www.logos-ministries.org/israel/israel+egypt08_09.html
http://www.logos-ministries.org/israel/israel+egypt08_10.html

時代はますます、主が語られたことに近づいています。

主の口が語られたからだ。(イザヤ40:3)

そして最後に、ジョエル・ローゼンバーグ氏が語った聖書からのメッセージの記事をご紹介します(日本語記事)。

終わりの時の兆候に目を留め、悔い改め主に立ち返ることが必要

【追記】 エジプトの霊的復興派

以前、エジプトの復興派の人々のことを記事にして書きました。魂の救いと体の癒しなど、とてつもない霊的大復興がエジプトに起こっていましたが、ムスリム同胞団の政権下、イスラム原理主義者による排斥と迫害によって、表立って信仰を表明することも難しい状況でした(一年程前、東京で宗教迫害の理由で日本に亡命申請をしたエジプト人コプト教徒に会いました)。

けれども、今回の再政変によってエジプト人クリスチャンの声がさっそく聞こえてきました。

Don’t worry for us, but rejoice for us, says Egyptian Bible Society leader
(エジプト聖書協会の責任者「私たちのことを心配しないで、むしろ喜んでください」)

Ramez Atallah (left) has been taking part in the demonstrations

クリスチャンたちが今回のデモに参加している様子です。(写真がネット上で上がること自体、もう自由が取り戻せたことの証しでしょう。)すごく和やかな様子は、マスコミに出てくるデモについてのイメージをすっかり変えてしまいますね。大部分はこのように平和的、いやお祭りのようになっている、とのことです。

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