映画「180」 (“180” Movie)

二年前に出た映画の紹介です。

180: Changing the Heart of a Nation(180:国の心を変える)

ずっと前の映画なのですが、日本語訳がなかったのでこのブログでは大きく紹介していませんでした。一度メールして日本語訳をつけてくださいとお願いしたのですが、昨日確かめたら付いていました!

【字幕の出し方】
上のYoutube映像の画面で右下に並ぶロゴの左から二番目に、「字幕(キャプション Caption)」があります。それをクリック、日本語(Japanese)を選択してください。

製作したのは、アメリカで一躍有名になった、レイ・コンフォート(Ray Comfort)という伝道者です。本人はニュージーランド人で、お母さんがユダヤ人とのこと。彼は”Living Waters(生ける水)”という働きをしていて、数多くの書籍、トラクト、テレビ番組、そしてドキュメンタリー映画の製作など、伝道に多大なる情熱を注いでいます。そしてこの映画「180」は、今現在YouTubeで400万の閲覧があり、米国内で旋風を巻き起こしました。

私が彼の働きで気にいっているのは、徹底的な現場主義です。彼は路傍伝道という街角での人々との会話を最も大切にしています。そしてたとえおおっぴろげに罪の生活をしている人に対しても礼を失せずに丁重に接し、けれども、非常に分かりやすく論点を付いて福音の真理をはっきりと伝えます。ちなみに彼は神学校などの教育を受けたことがないのに、多くの専門家が恐れる知的な議論を展開させます。それは彼が優れている、ということではなく、

福音の真理の前に、世の知恵は愚かである(1コリント1:20参照)

ということを浮き彫りにさせています。

From “180”: Steve—the neo-Nazi, Jew-hating atheist, who loved Adolf Hitler and hated America.

ちなみにこの映画の舞台、インタビューまた路傍伝道の舞台はかのハンティントン・ビーチです。ディズニーランドのあるアナハイムの隣町の海岸であり、サーフィンのメッカになっています。もちろんカルバリーチャペル・コスタメサから目と鼻の先です。(また近くのコミュニティー・カレッジのキャンパスも出てきますが、たぶんコスタメサの近くの大学でしょう。)

映画を観ていただければすぐ分かりますが、三つの部分で構成されています。一つは、ヒトラーによるホロコーストについて。次に、中絶の問題。最後に福音の真理であります。ホロコーストについてあまり知らない方も、また中絶の問題についてあまり考えたことのない方も、非常に有益な議論を聞くことができます。

私はこの前の日曜日の礼拝で、「他の神々」という題名で、モレクの神に捧げる幼児犠牲の忌まわしい風習を取り扱いました。それは今の中絶です。また、アシェラ像は当時のポルノであることも話しました。二つは一セットになっていますが、どちらも人を物体にしか考えていない(ポルノの女性を見る男性の意識、そして中絶をする時の胎児を細胞組織としか考えていない)ことが共通することを話しました。「堕胎された胎児を見たら、バラバラ殺人事件とまったく変わりない。」と言いました。(注:7月7日の説教です。)

最後に、レイ・コンフォートさんの伝道方法は、モーセの十戒を使っていることが特徴です。それはとても良い手法ではありますが、これこそが伝道方法ではないとは私は思っています。ともかく、ご鑑賞してみてください!

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