イスラエルの入植者と現地パレスチナ人との共存

メディアによって伝えられる印象が、実際とはかなり違う、ということは常ですが、イスラエル・パレスチナ問題は第一に挙げられるでしょう。

このThe Ask Projectは、イスラエルとパレスチナの現地の人々に直接、世界の人たちが気になる質問を有体に尋ねていくものです。このシェア元の動画は、入植地の人たちに「あなたがたの隣人のパレスチナ人のことはどう思いますか?」であります。自分たちの住居地の周囲は全てパレスチナ人の村々ですから、彼らはむしろ少数派です。

ほとんど全員が、当たり前のことであるかのように「いい人たちだ」と言います。入植地には、パレスチナ・アラブ人たちがたくさん働いています。そして小さい時から友達だったりしますから、互いに家を訪問します。

「入植者は極右で、排外主義者で、パレスチナ人と分離している」
「パレスチナ人は入植地のユダヤ人をことのほか、憎んでいる」

これはどちらも嘘です。入植者もパレスチナ人も、大概、平和に暮らしており、ほとんどが共存を望んでいます。あと、次も神話です。

「パレスチナ人は入植地に行き来できない」

全然違います。彼らのスーパーマーケットには、パレスチナ人が沢山働いています。パレスチナ人も、仕事を得るためにしっかりと、会話できるぐらいのヘブライ語を勉強しますし、イスラエル側で働ければ、ずっと良い給料や福利厚生もあります。イスラエル政府は、ここはイスラエル領だとしていますから、労働法を平等に適用しないといけませんから、法的にも差別から守られるのです。

ですから、表には出てこないのですが、パレスチナ人たちは顔を出さずに、かなりの割合で、イスラエルの管轄のままでいてほしいと願っているというのが現実です。

大きな事実:「イスラエルの管轄下に、イスラエル人が行けない」

パレスチナ人が許可を取らなければイスラエル領に入れないということについては語られますが、イスラエル人がパレスチナの町々に入るのを、安全上、イスラエル当局が禁止しているところが多いのです。そのこともインタビューの中で出て来ます。

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