カルバリーチャペル・グレイス(Calvary Chapel Grace)との交わり

3月25-31日は、カリフォルニアのアナハイムにある、カルバリーチャペル・グレイスの宣教チームと時間を過ごしました。その牧者、スティーブン・オウ(Stephen Oh)とは、18年前からの友人です。私がカルバリーチャペル・コスタメサのスクール・オブ・ミニストリーで、95年、牧者チャック・スミスの講義を聴きにいらっしゃった時に顔を合わせました。彼は既に93年に卒業、私は97年に卒業しました。そして97年に私たちが日本に帰って、年始めに訪米する時にはほぼ毎回、会いに行っていました。

下の写真は2003年7月に、私たちが英会話で子供伝道をしていた時に私たちのところに訪問した時の様子です。

ロゴス英会話教室(2003年7月)

一緒におられるのは、近くの綾瀬東部教会の牧師夫妻で、ご子息が私たちの英会話教室に通っていました。この教会の魯牧師とも私たちは懇意にしていただき、長い交わりを主にあって持たせていただいています。そして今回、宣教チームが宿泊でお世話になりました。

この一週間、主がこれまで保たせてくださったこの愛の交わりを感謝すると同時に、これまで互いに知らなかったことも分かち合うことができ、とても感慨深くなりました。

彼は、カルバリーチャペルが、まさにヒッピーたちの回心の続く時に、コスタメサの教会に通っていた兄弟です。アメリカにある韓国系の人々よるカルバリーチャペルを始めたのは、彼とDuke Kimという牧師でした。

韓国から米国へ27歳の時に移住、もう38年になります。もちろん米国市民権を得ています。そして今回始めて知ったのは、お父様のことです。関西大学出身で、日本陸軍の中尉だったのこと。そして韓国軍創設のメンバーの一人で、なんと、故朴正煕大統領は彼の部下だったのこと。日本にいた時に、広島の原爆をもろに被り、全身火傷になったにも関わらず、なんら後遺症もなく健常だったのこと。スティーブンさん自身も、お子さん、お孫さんも被爆による異常は見受けられないことで、「クリスチャンとして、神が私たちを守っていてくださっている。」と証ししておられました。

そしてお父様はその後、信仰を持ち、教会の長老として奉仕しておられました。韓国中を巡回し、私を原爆から救い出し、永遠の救いまでを与えてくださったことを証しし続けたそうです。

2003年の時の旅で、初めにフィリピン、それから日本、韓国という宣教旅行でしたが、今回も同じで、フィリピンに一週間、日本に一週間、そしてこれから韓国へ向かう旅になります。

25日、成田空港に到着し、すぐに夜行バスに乗りました。26日早朝に仙台に到着、そこから東松島に向かいました。私にとっても去年の8月以来の被災地訪問です。仙石線に乗っているときにきれいに片付いた跡地が見え、またあの涙が戻ってきました。痛く、しかし甘い涙です。主から来たものであると思います。主がまだ泣いてくださっていることを感じました。

乙女の浜のスティーブンさん
それからチャックさん&由美さんの、月浜でのお宅に宿泊しながら、月浜で活動をさせていただきました。火曜日は女性たちが買出しをして、男性は隣の大浜にある、プライベート・ビーチのようになっている「乙女の浜」に散歩しにいきました。そこは、まだ津波が来た後に清掃されていない部分があり、2年前の瓦礫やごみを思い出しました。

そして月光の方々にもお会いしました。すでに工場ができていて、海苔の生産も終わり、後片付けをしておられました。工場の中を見学させていただきました。これから必要な助けは?と尋ねると、月光ブランド海苔の宣伝だそうです。以前は組合を介して販売していたけれども、これからは直接の販売になるので、このブランドが知られることになることが大切とおっしゃっておられました。

夜は祈り会を持ちました。

料理会の準備
水曜日に、韓国料理教室を、スティーブンさんの奥様ルツさんが行なってくださいました。午後は、松島見学です。

木曜日は、私は、CCBC東京から来た、賛美奉仕をしてくださったジェシーさんといっしょに仙台駅まで行き、高速バスで東京に戻りました。この日には、牛網の横にある仮設住宅のコミュニティーセンターで、子供たちへの相手、そしてチャックさんの英会話教室に来ている子供たちとの触れ合いを行なわれたそうです。

金曜日に私は初心者の聖書の学び会と、その後に祈り会が教会であります。聖書の学び会には、四人の方がいらっしゃいました。一人は一月にイエス様を受け入れたばかりです。しかし、ヨハネ3章にニコデモの話をしたところ、一人の方が、「聞いた言葉をすべて信じることができます。」と仰いました!十字架と復活についても、信じられると。イエス様を受け入れる祈りをお捧げしました!

そして私はすぐに東京駅へ移動。宣教チームの高速バスで到着していました。地下鉄で、自宅と綾瀬東部教会のある最寄り駅へ移動、その夜は寿司を食べて、公園で夜桜を鑑賞、それから夜に温泉に入りました。外国人の彼らがいてくれたおかげでしょう、風呂場で二人の若者に語りかけることができ、福音まで伝えることができました!一人は、「必ず聖書を読みます。」とおっしゃいました。
クッキーにデコレーション

土曜日には、私たちの教会でイースター伝道会を開きました。三人の、まったく新しい方がいらっしゃいました。私はイエス様の復活について話しました。その後、お食事をし、クッキーのデコレーションをしました。

そして今日、日曜日は復活祭礼拝です。スティーブンさんが、力強く主の復活を宣べ伝えました。よろしければ、メッセージをお聴きください。

ヨハネ11章25-26節 「よみがえりと命」

日本への想いが強いようで、小さな頃から日韓国交正常化前にも関わらず、鳥取県に住んでいたペンパルがいたとのこと。今回の旅行で、本格的に日本語を勉強しなければいけないと話しておられました。再び日本宣教に必ず来ることでしょう。

同じように、2月にカルバリーチャペル所沢の十周年記念パーティーに参加しましたが、牧者トラビスと相棒のリッチ(今はカルバリーチャペル府中の牧者)、そしてカルバリー西東京の山東さんとも、十年来の付き合いになっています。今回、賛美奉仕をしてくださったジェシーさんのように、主の愛に満たされ、霊に燃えている二十代の若い世代が興されています。そのような姿を見て、10年という付き合い、またスティーブンさんとの18年間という長い期間が、その兄弟愛の交わりには必ず必要だったものだと強く感じます。

そして互いに助け合い奉仕をすることによって拡がっていく御国を眺めて、主の恵みのすばらしさに圧倒されるばかりです。

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