2010年に核戦争の可能性

これぐらいセンセーショナルな題名でないと目が覚めないかもしれません。

下に恵比寿バイブル・スタディのお知らせを掲載しましたが、イスラエルを取り囲む今の時代を預言の中で見ていく、パワーポイントによるプレゼンテーションを行ないます。内容はアメリカで行なったエゼキエル書36-39章の学びの時のプレゼンと重なりますが、どこの聖書箇所に該当する話なのかを挿入しつつお話しようと思っています。

日本のマスコミ報道はイランとイスラエルの核戦争危機が最高潮に達しているのに、それについてほとんど報じていません。2001年の米国同時多発テロにおいて世界があれだけ震撼したわけですが、もしイランとイスラエルが戦争を開始したらそれどころではありません。世界の大混乱は当然免れることはできませんが・・・なぜか報道しません。

まず、1月27日にアウシュビッツ収容所の跡地で、イスラエルのネタニヤフ首相が、明確に、イランが核開発に成功するその初期段階で先制攻撃をかけると発言しています。

アウシュビッツ収容所解放から65年、現地で追悼式典 ポーランド(日本語の記事)
実際の演説(ヘブライ語を英語に翻訳したもの)

そして、この中でネタニヤフ首相は同時に、エゼキエル37章の「干からびた骨」の復興が現イスラエル国家において成就したことを言及しています。

そして最高指導者アリ・ハメネイ師が「イスラエルの破滅」の予告をしました。

「シオニスト政権は、イスラム世界にとって大きな脅威である」 (ハメネイ師のブログ、日本語訳)

日本人に分かりやすく話すなら、「イランはちょうど、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の麻原彰晃が日本の首相になったようなもの。」と言えます。アフマディネジャド現大統領とその取り巻きのイスラム信仰は、イラン革命の父ホメイニ師でさえカルト視していた過激かつオカルト的なものです。それを、ヒットラーのトンデモ言説が実際に実行されたのを経験したユダヤ人国家の指導者が、二度とホロコーストは繰り返させないという強烈かつ強靭な意思を、つまりは表明しているわけです。

そしてオバマ米大統領は1月27日に一般教書演説を行ないましたが、イランに対して「増大する結果(growing consequences)を招く」と言うにとどまりました。(全文、英語)イラン革命当時のカーター元大統領の対応を思い出させます。

ジョエル・ローゼンバーグ氏は2010年にイスラエル旅行に行かれる方は、祈り深く、目を覚まし、聖霊の導きに敏感になってくださいと注意を促しています。(・・・まあ信仰者は、それでもイスラエルに行くのですが。心は平安です。)

2月3日、恵比寿バイブル・スタディにおけるプレゼンの概要は次のようになると思います。

1.ユダヤ人のパレスチナ郷土帰還(エゼキエル36章)
  - アラブ反乱
2.シオニズム運動、イスラエル建国(エゼキエル37章)
  - 独立戦争(詩篇83篇)
  - 六日戦争(ルカ21:24)
3.エジプトとイスラエルの平和協定(イザヤ19章)
  - ヨム・キプール戦争
  - エジプト大統領サダト暗殺
4.イスラム革命(エゼキエル38.39章)
  - 1979年のイラン革命
  - イスラム主義の伝播
  - イスラエル安全保障の確立
5.ロシアの台頭、イランの脅威(エゼキエル38.39章)

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