過激な愛とその宣教

イスラエルによる対ガザの防衛境界作戦は、地上戦へと入りました。まずはその報道と、作戦の目的を書いた記事をここに紹介します。

地上軍投入は不可欠:元南方総司令官ツビカ・フォーゲル氏 2014.7.16

地上軍・ガザ侵攻開始 2014.7.18

今朝、私たち夫婦は祈りました。「犠牲者が極限に抑えられますように。正義が速やかに執行されますように。そして、この困難な時に、パレスチナとイスラエルのクリスチャンたちを通して、キリストの光が照らされますように。」

ユダヤ人とアラブ人への宣教の働きをしているジョエル・ローゼンバーグ氏も次の祈りの要請をしています。「クリスチャンの皆さん、ガザのパレスチナ人に、またイスラエル人に、主が静けさと、慰めと癒しを授けてくださるよう祈り続けてください。交戦に巻き込まれている何百万もの無実のユダヤ人とアラブ人のために祈ってください。そして、ハマスとイスラム聖戦のテロリストのためにも祈ってください。神が抜本的に彼らの心を変え、暴力と悪から立ち返り、イエス・キリストとの個人的な関係に入れますように。神は、聖書時代、テロリストを救い、一変させてくださいました。私たちの時代にもしてくださいます。自著”Inside Revolution”のために、そのような沢山の方々に会い、取材しました。主がこの危機に大いなることをしてくださいますように!」(Facebook)

この”Inside the Revolution“の中で、著者ジョエルは、まだ鉄のカーテンのあった共産圏に聖書を運び続けた、名著「神の密輸商人」ブラザー・アンドリューの働きを紹介しています。その本が、Light Forceです。私はこの二冊で、中東を神がどう見ておられるのか、また宣教とそのにある神の過激な愛を知りました。

後者の本の紹介の次の記事で記しています。

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伝えられない地で伝える宣教

あの「神の密輸証人」の著者であるブラザー・アンドリューが、その模範的な働きをしている。彼の活動は今、イスラムに向けられている。彼の書物「Light Force」には、彼がPLOやハマスの中に入っていき、福音を語る奇跡の証言が載っているということだ。

ハマスは彼のように親身になって援助してくれる人はいないということで、アンドリューに大きな信頼を寄せている。彼のおかげで、ガザ地区にキリスト教書店があるという。彼はPLOの元議長、故アラファトにもアラブ語の聖書を渡し、福音も語ったらしい。

そしてハマスの幹部らが集まるパーティーにて、キリスト教のことについて話してほしいと頼まれた、ということだ。アンドリューは戸惑った。ここに400名ほどのハマス幹部がいる。IDF(イスラエル国防軍)が彼らを暗殺したいなら、ここにミサイルをぶち込めばよい。今が絶好の機会だ。そしてたとえイスラエル軍が来なくても、自分が福音を語った後に、このイスラム原理主義者らは私の頭をちょん切るのではないか?そういう思いが頭をよぎりながら、キリストについて、私たちの罪のために十字架につけられ、そして三日目によみがえられたことについて語った。しかし彼らの反応は、「キリストの教えについて、もっと話してほしい。」というさらなる依頼だったのだ。

アンドリューにとって、イスラエルにつくか、パレスチナにつくか、そのような政治的なことは一切眼中にない。むしろ、そのようなことを語るのは福音宣教の働きに不必要なことで、邪魔になるだけだ。彼の思いは、このような複雑な政治状況の中で、人々の心に福音の言葉が届いていない、その一点に集中している。
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私が強烈に、イエス様と同じような革命的、情熱的愛を感じたのは、アンドリューの次の言葉でした。「最もイスラエルを愛する方法は、敵に福音を伝えることだ。」これほど矛盾している言葉ありません。人間的に見れば、それは敵性行為に見えます。しかし、これこそが最も近道なのです。

本書では、ハマスのしていることを手厳しく本人たちを批判しているアンドリューの姿も出てきます。彼らの悪を是認しているのでは決してなく、しかし彼らに福音の愛をもって近づいています。

私は、北朝鮮の真ん中で、クリスチャンたちが宣教をしていることを知っています。多くの人から北朝鮮寄りの敵性行為だと非難されています。しかし代表者である本人はこう言いました。「私は、社会主義者でもなく、資本主義者でもなく、愛主義者だ。」北朝鮮のエリートがキリストの愛に触れたら、内部から体制が変わり、そして彼を非難している人々の願う、最も効果的に北朝鮮が変わる力を秘めているのです。

私たち日本にいる人々はいかがでしょうか?中国や韓国の嫌いな人、彼らに近づいてください、そして福音を携えてください。安倍政権や保守派の大嫌いなクリスチャンたち、今の「戦争ができる国」を元に戻す最も効果的な方法は、彼らに近づき、彼らを愛し、彼らに福音を伝えることなのですよ。

イエス様が愛されたのは、ローマの圧政を実行する百人隊長、ユダヤ教の掟を従わなくてよいと見放された取税人やその他の罪人、そして最も嫌がられた異邦人でした。

ですから戻りますと、この時こそイスラエルのために祈り、パレスチナのために祈り、彼らに福音が広がるように祈る好機だと言えるでしょう。そして上のビデオにも出てきましたが、顔がぼかされて映っていた、ガザのクリスチャンたちがいます。彼らこそが、福音の光を照らすLight Force(光の軍団)であります!彼らのためにぜひ祈りましょう。そしてもちろん、イスラエルのユダヤ人とアラブ人のクリスチャンたちがこの時に主に大いに用いられるよう祈りましょう。

「過激な愛とその宣教」への3件のフィードバック

  1. イスラエルのユダヤ人とアラブ人のクリスチャンたちが主に用いられるように、また、自分の属する教会でもユダヤ人の救いのために、アラブ人の救いのために祈る方々がおこされるように祈ります。

  2. ガザ:国連の学校に爆撃 避難民ら15人死亡 攻撃者不明

    興味深い、爆撃をイスラエルと書いていないところが味噌。大治記者は「どちらかは不明」と公平に記している!(ハマスのミサイルの多くが、ガザ地区内に落ちている。)

    そして、大量の避難民を受け入れているのが今、教会だといういう報道も優れている。ガザには三つの教会があり、その一つは福音派で、ガザ・バプティスト教会。

    ガザ地区の3教会、パレスチナ難民を収容 教会の世界組織は停戦を呼び掛け
    (注:記事の内容は正確でしょうが、ニュースサイトは異端系です。) 

    祈りが聞かれている、ガザのキリスト者がこの危機に慰めの使者として用いられている!

    ちなみに、このバプティスト教会はブラザー・アンドリューのLight Forceにも出てくる教会だ。

    ガザの教会は四重の苦しみを受けた。①イスラエルによる空爆、②内部抗争(ファタハとハマス)、②ムスリムによる教会関係者の殺害、③イスラエルによる封じ込め、だ。しかし彼らは、イスラエルのためにも祈っている、という。まさにキリストの平和の御霊が彼らに働いている。
    http://en.wikipedia.org/wiki/Gaza_Baptist_Church

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