イラク人キリスト教徒への支援

先日、「キリスト者の迫害と急増」という題名で、現在進行形で起こっている、キリスト教徒への大迫害のニュースをお伝えしました。イラクとシリアという舞台で起こっている出来事を見る時に、あまりにも心が痛くなるのは、神の以下の約束があるからです。

その日、イスラエルはエジプトとアッシリヤと並んで、第三のものとなり、第地の真中で祝福を受ける。万軍の主は祝福して言われる。「わたしの民エジプト、わたしの手でつくったアッシリヤ、わたしのものである民イスラエルに祝福があるように。(イザヤ21:24‐25)」

上は主が再臨された地上の神の国において、イスラエルを中心にして、南はエジプトから北はアッシリヤに至るまでに広域が、主を礼拝する場として整えられることを示している幻です。アッシリヤはイラク北部地域であります。そこが主イエスを礼拝する場となり、その民が主に立ち返ることを約束されている希望があるのですが、主の来臨が間近になっているからでしょう、悪魔がイスラム過激思想によって猛反抗をしています。そこにいるキリスト教徒を、全ての財産を置いて退去させ、あるいは宗教税を支払わせ、あるいは殺す暴挙に出ています。しかも、斬首、生き埋め、十字架、女性は性奴隷という残酷な手段で行っています。これはアッシリヤ人が使っていた恐怖による支配とまさに同じ手法であり悪魔の正体がここまで露わにされたことはないと思います。

こちらのリンク先に、イスラム国に対する状況報告と祈りの課題がありますので、お読みください。

避難しているイラク人クリスチャンキリスト教とは文字通り、着ている物しかない状態で逃げています。彼らに対して、以前からイラクやシリアに対して福音の働きかけを行ってきた団体が、この緊急事態に援助物資を送る働きを行っています。「神の密輸商人」という著作を書き、冷戦時代に鉄のカーテン内に聖書を運びこんだ、ブラザー・アンドリューによって始まったOpen Doors(開かれた戸)は、迫害されている教会に対して働きかけを長年行っているところです。そして、フランクリン・グラハムが総責任者の「サマリタンズ・パース」も実質的な働きをしています。日本にいるクリスチャンは、祈ることに加えてこれらの団体を通して支援をすることができます。

Open Doorsによる支援(右上の写真をクリックすれば、もっと多くの写真を見ることができます。)クレジット・カードで送金することができます。

Tシャツを通して、迫害されたキリスト者と連帯

それからサマリタンズ・パースを通しての方法ですが、実はクレジット・カードを使って送金しようとしたところ、アメリカ国内からしかできないことが分かりました。けれども、とても面白い方法で支援することができます。まず、次のサイトに入ってみてください。

nasranishirt.com

Nasrani Shirt

そして、歴史上最も強大なイスラム過激集団「イスラム国」が、イラクのキリスト教徒に対して行っているのは、かつてナチスドイツが、ユダヤ人に対して行なったものと酷似しています。それは、キリスト教徒の家にアラビア語で「N」の字を右の写真のように赤いペンキを塗りつけます。Nasraniこれは、「ナザレ人(Nasrani)」の頭文字でありキリスト教徒への蔑称だということです。そして、右にある黄色のバッチは、ホロコーストの時にユダヤ人が身に付けなければいけなかったものです。Yellow Badgeダビデの星にユダヤ人と書いてあります。しかし、デンマーク人はドイツナチスの政策に反対して、殺されたユダヤ人の数の割合は極めて少ないと言われます。そこで伝説ができました。国王を始め、他のデンマーク市民も同じバッチを付けて、「連れて行くなら私たちも連れて行きなさい。」と連帯したのです。

私たちは、このことを上のTシャツの写真にあるマークを自分も身に付けることによって示すことができるのです。イスラム国が蔑称で書き記したものを、私たちはむしろ誇りをもって身に着けることができるのです!そこのサイトから注文すれば(一枚30ドルとありますが、日本からの注文では送料がもっとかかるため、上載せしたほうがよいでしょう)、その多くをサマリタンズ・パースに送金しています。ここは、私たちが仲良くしているハワイのカルバリーチャペルの、「サウスショア-・クリスチャン・フェローシップ」の方々がされています。ですから、祈りと支援、そして、苦しんでいる兄弟たちとの一体、この三つを私たちはすることができるのです。

そして、日本にいてもこのマークの意味を聞かれた時に、「私はクリスチャンで、今、迫害されているイラクのクリスチャンを助けているのだ。」と話しながら福音を語ることができます。また、アラブ諸国から来られた方、ムスリムの人からも尋ねられたら、「私はクリスチャンです。」と日本にいるアラブ人やイスラム教徒にも証しをすることができるかもしれません!

今日は、教会でこのTシャツの紹介をしたら、なんと20名の人が申し込み800ドル近く送金することができました。日本人クリスチャンで、このTシャツを着てイラク大使館の前で支援デモをしたい気分になりました!

そしりと苦しみとを受けた者もあれば、このようなめに会った人々の仲間になった者もありました。あなたがたは、捕えられている人々を思いやり、また、もっとすぐれた、いつまでも残る財産を持っていることを知っていたので、自分の財産が奪われても、喜んで忍びました。(ヘブル10:34)」

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