SON OF HAMAS(ハマスの子) その2

この投稿記事は、先の「Son of Hamas(ハマスの子)」の続きです。

昨夜、本をすべて読み終わりました。彼を初めてインタビューしたハアレツの記者が、「どんどん読み進めて、夜眠ることができなかった。」と書いていましたが、私もどんどんのめり込んで一気に読んでしまいました。

本書についての概略は、日本語に翻訳された「緑の王子」という記事、また紀伊国屋書店の書評がありますのでぜひ読んでください。

これはあまりにも最近のホットな話で、こんなこと書いてしまっていいのかと思う程でした。大抵、自身の諜報活動を公にする人は、何年間もの空白を置いて、しかもその紛争が一定の解決が与えられている中で開示するものです(参考記事)。けれども「ハマス」というのは、まさに今進行している戦いの当事者です。この本のすぐ先に、例えば今回のガザ支援船の事件などが連結しています。

そしてモサブ(あるいはマサーブ)は、今のイスラエル・パレスチナ紛争に対する、クリスチャンとしての文字通りの生き証人です。もし、何かこの問題について物言いがあるならば、まず彼の証しを聞くべきでしょう。主が命じられた「敵を愛しなさい」という教えを、彼の置かれている立場で文字通り命をかけて実践しました。彼は、同胞のパレスチナ人をこよなく愛し、何よりもハマスの創始者の一人である父親を愛し、尊敬しています。その上で、彼はパレスチナの根本的問題を抉り出しています。

そしてこれは本書ではなく現在進行している話に移しますが、先の投稿記事に、国土安全保障省が彼を強制送還しようとしていたと書きました。私も祈りました。今朝のニュース記事を見ると、裁判所は、「新しい情報が入った」ということで、その考えを改め、彼の政治亡命を許可することにしました。ハレルヤ!

この背後には、数多くのクリスチャンの祈り、そしてアメリカの国会議員、元CIAの局長、そして何よりも彼の上司であった元シン・ベト(イスラエル版のFBI)員がアメリカに来て、証言のために身元を明かしたことがあるでしょう。下の動画は昨日のニュースです。

彼についての動画は、この他にも彼自身のサイト、そしてYoutubeにたくさん出てきますが、ここではCBN(Christian Broadcasting Network)のインタビューを紹介します。

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