ホロコーストと中絶

フェイスブックには、昨日と今日、二つの大きなイベントがタイムラインに流れています。1月27日は、「国際ホロコースト記念日」です。ホロコーストの犠牲者を記念する日です。もう一つは、ワシントンDCにおいて、胎児の生命尊重を訴える「マーチフォーライフ」が行なわれました。日本でも、カトリック関係者の方と、小さないのちを守る会の代表によって、この行進が行われています。

ホロコーストと中絶の合法化に共通することがあるんですね。それが「優性保護法」です。「優生学」に基づいています。

ウィキペディアから:
優生学の目的は様々であるが、「知的に優秀な人間を創造すること」、「社会的な人的資源を保護すること」、「人間の苦しみや健康上の問題を軽減すること」などが挙げられる。これらの目標を達成するための手段として、産児制限・人種改良・遺伝子操作などが提案された。この考えは、強権的な国家による人種差別と人権侵害、ジェノサイドに影響を与えた。

ここで、「アメリカでの政治問題でしょ?」と思っては決していけません。中絶を合法化させた世界のさきがけは、そう、この日本なのです。

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1948年7月13日
〜さあ、日本もともにマーチフォーライフ〜

この日、現在の母体保護法の前身である優生保護法が成立しました。

今日では先進国の多くが中絶を合法としていますが、世界に先駆けて、中絶を合法化した国が日本です。戦後の混乱期に、遺伝的疾患の蔓延を防ぐという優生保護のタテマエのもと、「経済的理由」によっても中絶が可能となりました。いまも中絶理由のほとんどが、この経済的理由によるものです。

優生保護法が施行されてわずか4年間で中絶件数は10倍になり、年間の出生数に迫る数の中絶がおこなわれるようになりました。世界は日本を「中絶天国」と非難しましたが、その一方で、日本に追随して中絶合法化の動きを始めます。アメリカは日本に遅れること四半世紀、1973年に合法中絶を実現します。
(「マーチフォーライフ」のサイトから)
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こうした、人間の生命、尊厳の根本的なところにおける価値の戦いがあります。

これは、聖書に直接関わる問題です。主は、カナン人を聖絶せよと命じられたその理由の大きなものが、幼児犠牲でした。性的倒錯を含む儀式によって、望まぬ子を妊娠し、それを殺すことによって捧げる儀式であります。モアブ人の神モレクもそれで有名であり、イスラエル人がエルサレムで、なんとその南の谷ヒノムで、この儀式を行っていたために、神はバビロンによってエルサレムを滅ぼすとお決めになりました。

ローマ時代、合法的に子供をゴミ捨て場のようなところで乳児を捨てることが許されていました。当時のキリスト者は、そこで子が捨てられているのを見て、救出していました。

イエス様は、生まれつき盲人について、「神が栄光を現わすためである」と言われました。これが我々、キリスト者信仰の根幹にあります。罪によって、死があり、病があり、障害があり、天災があります。しかし、神はその悪の世界に入って来られました。そしてご自分の計画の中で、その悪をも善に働かせてくださいます。その存在によって、神がおられることを人々は知るのです。

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