「栄えに満ちた喜び」(Joy Unspeakable)

ロゴス・ミニストリーは聖書の「言葉」を強調した働きですが、けれども福音宣教はご聖霊の働きがなければ決して成し遂げるはできないと強く信じている奉仕でもあります。

教会生活が長くなると、教会や教派によって変わってきますが、「聖霊のバプテスマ」「異言」という言葉を聞くようになります。その言葉は聖書そのものに書いてあるものであり、大事な体験であり賜物ですが、このことを知ろうとするや否や、乱雑した情報の海の中に投げ込まれてしまいます。終末についてもそうですが、こうした混乱の中で実は使徒も、「あなたがたに知らないでいてもらいたくはありません」と言って、これらの真理についてきちんと説明しています(1コリント12章1節、1テサロニケ4章13節)。

それで、お奨めするのは、チャック・スミス著の”Charisma versus Charismania“です。聖書の語っている神の麗しい油注ぎであるカリスマと、そのように見せかけて実は肉の力で行なっているカリスマニアとの違いを、聖書から解き明かしています。

ところが問題は、この翻訳が完成していないことです!妻が前半部分まで行なったのですが・・・、ごめんなさい。

もう一つは、聖霊の賜物について解きほぐしている「生ける水」(Living Water)です。これは、チャック牧師の水曜日の学びで行なわれた「聖霊シリーズ」の説教をまとめたもので、それを妻が訳したことがあります。この二つでじっくりと、ご聖霊の働きについて学ぶことができます。

それからちょっと高度の内容になるのですが、次の本を紹介します。

「栄えに満ちた喜び」ロイドジョンズ著

徹底的に聖書から、聖霊のバプテスマの体験について解きほぐしています。その他、「リバイバル」という彼による本も日本語訳で出ており、とても有益です。(ロイドジョンズのものは全ておすすめです!)

【後記】「栄えに満ちた喜び」をブログで紹介しているものがありましたので、こちらでもご紹介します。

「栄えに満ちた喜び」 D・M・ロイドジョンズ著  地引網出版
「栄えに満ちた喜び②」 D・M・ロイドジョンズ著
「栄えに満ちた喜び③」 D・M・ロイドジョンズ著
「栄えに満ちた喜び④」 D・M・ロイドジョンズ著
「栄えに満ちた喜び⑤」 D・M・ロイドジョンズ著
「栄えに満ちた喜び⑥」 D・M・ロイドジョンズ著

キリスト教書籍の復刊版

しばしば、いろいろな人にキリスト教関連の推薦図書を尋ねられます。私は、イエス様を新しく信じた人々、また信仰歴が長い人々にもお勧めするのは次の順番です。

1)聖書

私が信仰を持った頃は、聖書が何がなんだか分からずに、それに関する本や他のキリスト教関連の本をたくさん読みました。助けになったものも多かったのですが、混乱もかなり多かったのです。そうした紆余曲折も神様が用いてくださって、信仰の糧にはなっています。けれども、今はほとんど聖書そのものを読むのに費やしていて、これ以上に糧になっているものはありません。

難しいとお感じになったら、ぜひ「聖書の学び」で解説をお読みください。

2)牧者チャック・スミス著の本

聖書またキリスト者の生活に関わることを、分かりやすく教えてくれます。必ず実質的な霊的成長の手助けになるでしょう。何か本を読みたいと思われたら、まず、「翻訳メッセージ」のページを開いてみてください。

3)復刻版

何かを知りたいと思って、キリスト教書店に行ってみたり、インターネット上で探してみたりしますが、それは前者の場合、多くは、出版社や書店が販売したいもの(経営的動機)です。ですから、「教えの風」とエペソ4章に書かれているものである場合が残念ながらあります。

良い物は古典にあります。いわゆる「ロング・セラー」と呼ばれているものは、それだけ時代を超えた真実を含んでおり、多くの批判にも耐えてきたものです。すでにネット上で翻訳サイトで近代の説教者の翻訳があります。

<葡萄の実>ほん訳ミニストリー
(C・H・スポルジョンを始め、古典的名著が盛りだくさんです。)

聖書メッセージの部屋
(ウォーレン.W.ワーズビー等、こちらもすばらしい注釈書が勢ぞろいです)

そして「いのちのことば社」は、こうした必要に応えて復刊版サイトを立ち上げています。

限定復刊企画

2011年度のものを見るだけでも、このブログで紹介した「聖霊に導かれて進もう(井戸垣彰) 」、ジョージ・ミューラー、スポルジョン、バウンズ、ロイドジョンズ、「聖書パノラマ」、アンドリュー・マーレー、オズワルド・J・スミス、オズワルド・チェンバーズ等、静かに長く、そして広く読まれているものばかりです。自宅の本棚に図書を作りたいと思われるなら、これらを全部予約注文しても良いでしょうとも言えます。