自分で聖書を調べる

私たち夫婦は、先週土曜夜に、二週間の海外出張を終え、日曜日は祝福された礼拝を持ちました。体は疲れていたのですが、月曜日に、私の友人でもあり、信仰の仲間である「モリエル・ミニストリー」の兄弟たちの主催する、そのセミナーに参加しました。今回は、創始者のジェイコブ・プラッシュさんが数年ぶりに来日、教えてくださいました。私個人にとっては、魂の安らぎの得られるセミナーです。聖書に対する取り組みがロゴス・ミニストリーのそれと似ており、自分の聖書の学びの助けになるからです。

聖書”から”神の声を聞くのではなく、神の言葉・聖書”に”聞く

私が聖書の学びの奉仕をしていて、時々、どうすればよいか大きな課題を感じる時があります。それは、聖書の教えを聞いて神の力を恵みを受ける方々に、今度はご本人が聖書を読み、調べ、そして発見する喜びをどのように得てもらえばよいか、ということです。

それには、思考における霊的鍛錬が必要です。それは、端的にいうならば、「自分の気持ちや思いを聖書の本文に持ち込むのではなく、聖書本文の前にひれ伏して、神の言葉そのもの、その本文が自分に語りかけるようにする。」という鍛錬です。これを難しい言葉で「帰納的論法」と言います。初めから結論ありきで読むのではなく、何度も繰り返し無心で観察し、そこから見出される共通点を発見する、という聖霊の導きであります。 続きを読む 自分で聖書を調べる