「ホロコースト追悼の日」から祈る

毎年、イスラエルでは「ヨム・ハショア」というホロコーストを追悼する日を守っています。ナチスによって殺害された六百万人の犠牲者を記憶するためです。イスラエルの暦なので毎年月日が変動しますが、今年は4月16日、すなわち昨日です。(2013年になりますけれども、日本人のイスラエル留学生が書いたブログ記事がこちらにあります。)

「立ち止まる」ところにある祝福

午前中10時頃、サイレンが鳴ります。広島や長崎でも原爆が投下された時にサイレンが鳴るそうですが、どうなのでしょうか、どれだけの人が立ち止まるのでしょうか。イスラエルでは高速道路でも車を停止させ、2分間の黙祷の時を持ちます。

イスラエルから学ぶことは「安息」です。どんなことをやっていても、何かを記念し、記憶するためには立ち止まることです。安息は私たちを縛るのではなく、自由にします。今、自分のしていることは本来、主ご自身の恵みによって行っているのにあたかも自分が行っているかのように錯覚します。しかし、立ち止まることによって本来あるべき姿に矯正されるのです。そして、そこにある自由を取り戻します。 続きを読む 「ホロコースト追悼の日」から祈る