ソウル・サーファー(Soul Surfer)

知る人ぞ知る、ハワイのプロサーファー「ベサニー・ハミルトン(Bethany Hamilton)」を描く映画です。DVDを観る機会にあずかりました。紹介サイトはたくさんありますが、一サイトから一部引用します。

感動の実話を豪華キャスティングで再現

 ハワイで暮らすベサミー・ハミルトンは、幼い時から両親と共に大好きなサーフィンをしながら育つ。13歳の時、巨大なサメに襲われ左腕を食いちぎられてしまう。片腕では大好きなサーフィンはできないとあきらめかけるが、退院から一ヶ月後、不屈の精神で再起を果たす。後に14歳で発表された彼女の伝記「soul surfer」は話題を呼び、「Heart of Soul Surfer」のタイトルでドキュメンタリー映画にもなった。
(http://www.yoseyama.jp/blog/2011/02/soul-surfer.html)

彼女の事を聞いたのは、私がカルバリーチャペル所沢で説教通訳の奉仕をしていた時だと思います。(牧者のトラビスさんは日系ハワイ人で、ハワイの生活の例えをよく出します。)そして次に彼女のことについて目にしたのは、立ち読みでしたが、彼女の伝記「ソウル・サーファー」です。

そして8月に行なわれた、アナハイムでのハーベスト・クルセードでも彼女が登場、当時の少女の姿からいっきにお姉さんになったという感じでした。

ベサニー・ハミルトンさんのブログより)

それで映画の内容ですが、信仰の軌跡を描くものはどうしても人間模様を描くドラマのようになってしまいがちです。「親分はイエス様」も、プロウィンドサーファー飯島夏樹さんの「Life 天国で君に遭えたら」もそうらしいですが、この映画はかなりしっかりしています。英語のウィキペディアによると既に出版された伝記には載っていない家族の苦悩も描いているそうで、さらに現実味が増しているとも言えるでしょう。

印象的な部分をかいつまんで話します。ビーチのそばにある教会に家族が参加する時に賛美していたのは、私たちLCFでもよく歌う、「ほむべきかな主の御名(Blessed Be Your Name)」でした。

主の御名をほめたたえます
   恵みとまことの満ちる御名
主の御名をほめたたえます
   試みの中を歩くとも

主の御名をほめたたえます
   変わりのない日々 過ぎるとも
主の御名をほめたたえます
   苦しみの中にあえぐとも

憐れみに触れるたび 主に立ち返り
暗闇に閉ざされても 私は歌う

主の御名をほめよ 主の御名を
主の御名をほめよ 主イエスの輝く御名

主は与え 主は取られる
主の御名は ほむべきかな

(音声はこちらで聞けます

そして、教会青年部のリーダーのサラさんが、メキシコへの短期宣教旅行の前に、さまざまな物を至近距離で撮った画像を見せ、間近で見るとそれが何であるか全然分からないことから、「私たちの人生も、その渦中にいると分からないことがあるけれども、神のご計画全体の中ではエレミヤ29章11節なのだ。」と教えます。

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。・・主の御告げ。・・それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

そして、この片腕が奪われる事件が起こるのです。ベサニーは苦悩しました。彼女が、どうして片腕がないということが神の計画の中にあるのかサラに訊ねた時に彼女はこう答えました。

酷いことが時に起こってしまうのがなぜだが、私には分からない。けれども、このことから良いものが出てくることを私は信じなければならない。

そして、一度青年部でメキシコ宣教旅行に行くのを断っていたベサニーは、スマトラ島沖地震で津波の被害を受けたタイのプーケットへの救援旅行に参加します。そこで、津波の衝撃で海に誰も入ろうとしない現地の人たちを、ベサニーが一人の子供にビーチボードにのることを誘い、そこから他の現地の人たちも海にまた入ることができるのだという希望を見出しました。

彼女は、「サーフィンが全てではない。もっと大事なのは愛であり、それはどんな津波よりも、どんな恐怖よりも大きいのだ。」ということに気付くのです。

それから彼女は、あきらめていたサーフィンの競技に再び果敢に取り組みます。

何か、日本の津波の被災者に対する希望の証しにもなりそうなのですが、どこか彼女の話を伝道冊子にしてくれるキリスト教出版社はいないかな、と密かに願います。

彼女のような、神のご計画と主権への信仰から出てくる強靭な精神力の証しとして思い出すのは、横田早紀江さん、リサ・ビーマーさんの「レッツ・ロール」(彼女は911でハイジャックされた飛行機の中で果敢にテロリストに闘った夫を持つ)、地震と津波だけでなく原発事故という災いを被った福島第一バプテスト教会の証しです。
以前、上のお二人の証しの伝道冊子は持っていきましたが、福島第一バプテスト教会のも出来たみたいです。取り寄せて次の救援旅行に持っていきたいと思います。

映画ソウル・サーファーの予告編

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