キリストの御国とカリフ制

ぜひじっくりと観て、それからご紹介したい三つの記事があります。先に紹介した「第三の標的」の著者である、ジョエル・ローゼンバーグ氏によるものです。(ちなみに、当ブログで「ジョエル・ローゼンバーグ」を検索にかけると、彼がこれまでどのようなことを話し、行なってきたかフォローできます。)

後で、特に②と③は情報を追加していきます。なので、またこちらのブログに後でいらして、続きを読んでください。:)

① 黙示的イスラム教の終末論と聖書的終末論の違いは何か?

What’s the difference between Apocalyptic Islamic eschatology & Biblical eschatology?

ジョエル・ローゼンバーグ氏は、まず、「イスラム過激主義(Radical Islam)」の範疇をさえ越えてしまっている、「イスラム黙示主義(Apocaplytic Islam)」の脅威について述べています。シーア派においてはイラン、スンニ派においてはイスラム国が顕著です。彼らの考える神の国の到来を早めるために、不信者を文字通り滅亡させることを目的としています。アルカイダやハマスなどの過激主義は、攻撃はしこそすれ全て滅ぼすことまでは考えていません。

そこで、「終末論」そのものについてですが、これは聖書が強調している神のご計画の完成であります。では、新旧約聖書の持っている終末論は何か?これについて詳しく教えてくれています。 続きを読む キリストの御国とカリフ制

ヒトラーに見る「私たち」の悪

今日は、ホロコーストを記憶する日だそうです。

今日1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー。わずか70年ほど前に実際に起きた、この大きな悲劇を記憶にとどめ、後世に伝えていくという目的の下に2005年の国連総会で制定されました。1945年のこの日、当時ナチス・ドイツによ…

Posted by イスラエル大使館 / Israel in Japan on 2016年1月26日

なぜ、人間がこんな悪を行なうことができるのか?この問いは、実にイスラム教のテロ等によって今にまで続いている問いかけです。先日、妻といっしょに次のNHKスペシャルを見て、心が揺さぶられました。

NHKスペシャル <新・映像の世紀> 第3集 「時代は独裁者を求めた」
hitler 続きを読む ヒトラーに見る「私たち」の悪

邦訳「第三の標的」!

去年、ご紹介した本「The Third Target(第三の標的)」が、なんと日本語に翻訳されました!これは絶対に、みなさん注文してください。一年前のですが、まだ現在進行中のイスラム国とヨルダンの関係を読むことができます。
theThirdTarget
第三の標的
著 : ジョエル・C・ローゼンバーグ
定価 : 1,000円(+税)

ちなみにたった今、その続編であるThe First Hostage(第一の人質)がちょっと前に出版されて早速Amazon.co.jpで注文して、到着するのを待っている最中です。

ビリー・グラハムの背教??

「村上密氏に注意!」・・と書かれたらどう思われるのだろうか?という疑問が、下の村上密牧師のブログを見て思いました。

ビリー・グラハムの背教

この方は、カルト化した教会などで被害を受けた人々を援助している貴重な人であり、ブログには出てこない凄まじい現場を通っているのだと思います。俎上に上げているのは氷山の一角であり、その十数倍の事件や出来事を抱えているのだと想像します。

しかし、このブログには必ずしも自分が取り組んでいる分野ではないものも取り上げており、その情報の選択が、「杜撰」と言わなければいけない時があります。インターネットで引っ張ってきて、継ぎ接ぎだけをしているのではないか?と疑われるものが混在しています。その「裏」を取っていないのです。後で説明しますが、上の「ビリー・グラハムの背教」というのは典型的な例です。

以前、カルバリーチャペルにおける不祥事を取り上げたので、そこで私がすぐに連絡したことがあります。(拙記事)文章の最後に、それとなく書いていますが、実は私がかなり情報を急いであげたことによって、ようやく止めることができた誤情報がありました。掲載している写真はカルバリー・チャペルではない、メガチャーチの写真を貼り付け、それがカルバリーのものであるかのように取り上げていました。そして異端的な教えを、カルバリーチャペル・コスタメサで主任牧師となったブライアン・ブローダソンが教え始めたという内容です。その異端的な教えに対する警鐘を鳴らす冊子を彼自身が書いていた、にも関わらずです。 続きを読む ビリー・グラハムの背教??

サイード・アベディニ牧師の釈放

昨日、そして現在進行中で、すばらしい知らせが入りました。イランと米国の二重国籍を持っている、サイード・アベディニ牧師が三年前に、キリスト教徒への支援活動などを理由に拘束された米国人のサイード・アベディニ牧師に、禁錮八年の刑を言い渡たされ収監中でした。しかし、米国とイランの収容者交換の中で、四人の米国人が釈放され、その中にサイードさんが含まれていました。

イラン、米国籍のキリスト教牧師に禁錮8年(2013年の記事)

イラン人7人に恩赦、米国人4人釈放と引き換え 米政府(昨日の記事)

サイードさんのために、全米のキリスト教会が熱心な祈りを捧げてきました。(ウェブサイト)奥様のナグメさんは、カリフォルニアで救われ、アイダホ州にあるカルバリーチャペル・ボイシでご両親も救われた方で、カルバリーチャペルの中では有名人としてよりも、同じ家族として心に留め、祈っていた人が多いと思います。

カルバリーチャペル・コスタメサでのインタビュー(2年前)

Naghmeh Abedini from Calvary Chapel on Vimeo.

彼女は生まれはイランで、育ちがアメリカです。米同時多発テロの後にカルバリーチャペルから遣わされイランに行った時に、サイードさんに出会いました。元ムスリムで、イランの地下教会で大きく用いられていた人でした。危険が増したのでイランを去り2005年にアメリカに戻り、彼も米国籍を得ました。そしてカルバリーチャペルで奉仕をしていました。 続きを読む サイード・アベディニ牧師の釈放

東アジア青年キリスト者大会(第六回2016年)

無事に大会を終えました!クリスチャン新聞でこれから報道があります。速報はすでに出ています。

第6回東アジア青年キリスト者大会 香港で始まる

祈り 様々な角度から 第6回東アジア青年キリスト者大会2日目

香港の日本人宣教 第6回東アジア青年キリスト者大会3日目

今回の特徴は、何と言っても中国の兄弟姉妹の多数の参加です。本土からも、日本からも、そして現地の香港と台湾人の姉妹もおりました。そして、中国の教会からの日本の救霊への熱い祈りがありました。それから、日本からの日本語話者の参加者もたくさんいました。片親が日本人、両親は韓国人だけれども日本生まれ、日本育ちという若者たちがおり、この大会で神の国にあるアイデンティティーが確立されました。

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