共和党、民主党、キリスト者

寛容を掲げる人たちにある非寛容

米大統領選について。私たちの日本語の情報は、米国内の主要なマスコミに頼っています。そしてその情報によって、私たちはいつの間にか、米国政治のイメージを形成しています。共和党=タカ派、好戦、であり、民主党=ハト派、平和、であり、「キリスト者が共和党を支持するなんて、信じられない。」とまで思っている人もいるのでないでしょうか。

殊に、今回の候補は暴言で問題視されるトランプ氏です。共和党の中、保守派でさえ亀裂が走っている中で、トランプ氏を支持するキリスト者がいることについて、「福音の本質から離れている」など、まるで信仰を捨てたと言わんばかりの発言を、ある日本の信者の発言に読みました。

私は、どちらが攻撃的なのか?と思っていました。トランプ氏の暴言を批判するまでは良いのですが、その使っている言葉は負けず劣らず排他的であり、トランプ氏とその支持者を人格まで否定するものなのです。

ここに、社会実験をした方がいます。共和党と民主党のそれぞれの全国大会において、その会場でプラカードを掲げます。共和党全国大会では、「私はヒラリーを愛しています」と書かれたもの、民主党では「私はトランプを愛しています」と書かれたものを掲げました。

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