AIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)とは?

日本会議と比べられるのは不快ですが、分かり易くAIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)について直球の説明をしています。この説明から、唸らされる程のイスラエルの現実を知っているのは必要です。

https://youtu.be/BsYhJ893xQA

超大国を執り成し、生存を図るユダヤ人

このビデオは、脅威的なものとして語られていますが、イスラエルという国は、逆に、それだけの他国が決して受けることのない尋常ではない脅威を、これまで、周辺国家やイスラム教の国々から今に受けるまで受けています。ユダヤ人の長い歴史の中で全滅を目論む勢力に対して、どのように生き残るのかということを前提に考えて生きています。受けている脅迫は、文字通りの抹殺です。

そして私たちの信じる聖書には、そのことを初めから証言しています。ヘブル人の男の子がナイル川に投げ入れられる所から始まり、ペルシヤにおいては文字通りのユダヤ人全滅の勅令が王から発布されました。そしてエステルのように、当時の超大国の王への執り成しによって、主が絶滅の危機を逆転されることもされます。AIPACは、そういった意味で、超大国であるアメリカを味方に取り込み、生存し続ける執念のような政治的ロビー団体です。 続きを読む AIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)とは?

「イスラエル建国史」滝川義人著

重厚な建国の歴史紹介

先の、「サイクス=ピコ協定」についての書籍の紹介で、時のユダヤ人の離散と帰還についても触れましたが、ここで思い出したのが、ハーベストタイム・ミニストリーズ出版の冊子で連載された、以下の「イスラエル建国史」です。

「イスラエル建国史」バックナンバー

紀元後70年のローマによるエルサレム破壊によって離散したユダヤ人が、どのように離散した地で社会を形成し、それから近代に入り、祖国帰還が起こったかを概観することができます。この重厚な内容を無料で読めるのは、凄いです。

BFPのティーチングレター「奇跡の国-イスラエル -前編-」から

ちなみに、以前紹介した、物語調の本「イスラエル建国の歴史物語」が読み易いと思います。そして、しっかりとイスラエル近現代史を知りたい方は、邦訳されたものとしては「イスラエル全史」をおすすめです。

左翼と陰謀論の反シオニズムには注意 続きを読む 「イスラエル建国史」滝川義人著

「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」②

サイクス=ピコ協定 百年の呪縛前記事①においては、本書の前置きの話で終わってしまいましたが、ここから中身に入ります。

ダニエル書にある世界帝国

私は、この本に衝撃を受けたのは、まず、ダニエルの見た幻にある「世界帝国の姿」の続きを見たからです。ダニエルは、ユダの国とエルサレムが神によって引き抜かれた後の、異邦の諸国、殊に世界帝国となった国々の興亡の幻を見ました。ネブカデネザルは、金属によってできた人の像であり、金がバビロン、銀がペディヤ・ペルシヤ、青銅がギリシヤ、鉄がローマ、そしてその後の世界はローマの影響を残しながら緩くつながり統合できていない、粘土と鉄のまじりあった姿を描いています。足の指はもちろん十本です。

The great image that God revealed to Nebuchadnezzar in a dream was interpreted by the prophet Daniel. Each section represents a world-ruling superpower. Each succeeding metal is less valuable, but each succeeding metal is stronger, as each empire was more powerful than the last.
The great image that God revealed to Nebuchadnezzar in a dream was interpreted by the prophet Daniel. Each section represents a world-ruling superpower. Each succeeding metal is less valuable, but each succeeding metal is stronger, as each empire was more powerful than the last.

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「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」①

サイクス=ピコ協定 百年の呪縛先日、池内恵氏による「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」を完読しました。

「いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では主流だ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!」(新潮社のウェブサイトから)

終末論や陰謀論をまともに扱ったイスラム研究者

その前に、私の読書の中での池内恵氏との出会いを紹介したいと思います。その付き合いは、2001年の米国同時多発テロの起こった後に出版された、「現代アラブの社会思想 ― 終末論とイスラーム主義(本ブログ記事)」からでした。今でさえ、現実の世界趨勢として、差し迫った危機として一般社会でも認知されていますが、当時、「終末論」や「イスラム主義」を直球で、まともに取り扱っていたのは見ることはなく、私は、アメリカの聖書教師によるものしか知りませんでした。池内氏はキリスト者でもなく、ムスリムでもないのに、どうして、等身大のイスラムの世界をこれほどまで精緻に描写できるのか、とても不思議でありました。 続きを読む 「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」①

西岸のムスリムに福音を伝えたユダヤ人

凄い証しです。

Jewish Man who Shared The Gospel to Muslims in the West Bank

以下は、SNSで積極的に発言している若いイスラエル人信者のハナニャ・ナフタリさん(Hananya Naftali)の投稿です。彼のお父さん、イスラエル・ナフタリさんの証しです。なんと、パレスチナ自治区の中で、ムスリムの人たちにイエス様を伝えていた、という経験を持っています!

israel-300x200彼はロシアからの帰還民です。ロシアにいた時に、医科大学でレバノン人がいたそうで、彼にロシア語を教え、彼からアラビア語を学ぶ交換をしていたそうです。それでアラビア語が話せるようになったそうです。

イスラエルに帰還後、医療従事者になるためのテストを受けたのですが、落ちてしまいました。当時は残念な思いをしていましたが、庭師の免許を取得したそうです。ここには神のご計画があったと、後から分かったそうです。 続きを読む 西岸のムスリムに福音を伝えたユダヤ人

若者の皆さん「羊の中の狼」に気をつけて!

本ブログではずっと、クリスチャンに対して「教会が政治化」することについての危険性について発信してきました。

教会は政府ではない

この前の日曜礼拝で、エレミヤ書28章において、神の預言者と偽預言者ハナヌヤの対決について説教しました。そこで、神のご計画とは異質の教えが教会に入り込んでいることを言及しました。(下は、原稿からの抜粋です。音声では、24:00から聞いてください。)

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5 そこで預言者エレミヤは、主の宮に立っている祭司たちや、すべての民の前で、預言者ハナヌヤに言った。6 預言者エレミヤは言った。「アーメン。そのとおりに主がしてくださるように。あなたが預言したことばを主が成就させ、主の宮の器と、すべての捕囚の民がバビロンからこの所に帰って来るように。

・・ハナヌヤの言っていることは、アーメン、その通りであり、主がそのようにしてくださるようにと願っているのです。それもそのはず、神は確かに持ち去られた神の宮の器について、七十年後にバビロンを倒してから戻すと約束してくださっているからです。ハナヌヤは二年のうちにという期限を付けたのですが、エレミヤは七十年という期間が満ちてからと言っています。27章22節にはこう書いてあります。「それらはバビロンに運ばれて、わたしがそれを顧みる日まで、そこにある。・・主の御告げ。・・そうして、わたしは、それらを携え上り、この所に帰らせる。」主が顧みる日があって、それから携え上らせてくださるのです。

私たちは、主の御心について、その時を誤ればそれが神からのものではなく、悪魔からのものになることさえあります。例えば、主が再臨されてから地上に神の国を立てられますが、その時は狼が子羊と共に宿るという幻があります(イザヤ11:6)。私たちはそのような平和が来ることを望んでいます。しかし今、「だから、狼を恐れてはいけない。羊が狼と共に暮らすことを進めていかなければいけない。」と言ったらどうなるでしょうか?大変なことですね、羊飼いが敵を追い散らすという行為を取り除いたら、羊はたちまち敵に喰われて、死に絶えてしまいます。 続きを読む 若者の皆さん「羊の中の狼」に気をつけて!

キリスト者の皆さん、投票に行きましょう!

次週の日曜日は参院選、そして都民は都知事選が控えています。次は、若者への投票を促すビデオですが、私たちにも当てはまります。

https://youtu.be/Fx5FNxv4hS4

そしてある若者が、昨日、キリスト者が選挙に参加する、投票する意味について尋ねてこられました。それに対する回答は以下の通りです。

ローマ13章だと思います。市民生活、そして国民の義務は、神から来たものとして与えられたものです。法律を守る市民であることで、証しを立てることができます。納税について、その他の法律についてはもちろんですが、選挙というのも同じです。それを行なわないでも罰則はないですが、けれども選挙に拠らなければ、日本は主権在民なので成り立ちません。したがって、祈りつつ、自らの考えに少しでも合っている候補者を選ぶことは、キリスト者の証しにつながる行為です。 続きを読む キリスト者の皆さん、投票に行きましょう!

神学的テロリズム

憎しみを植え付ける教育

前記事「ラマダン期間中のテロ」で取り上げた、パレスチナ人によるテロの背景には、次のような教育があります。

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*一般メディアでは報道される事がない映像*

ユダヤ人に対しての憎しみの心は、この様なPA(パレスチナ自治政府)の教育方針のもと、毎日植えつけられていっています。

PMW(Palestinian Media Watch)というパレスチナ自治政府がどの様なプロパガンダを発信しているかというのを監視する、イスラエルの団体があるのですが、

その団体の報告によると、自爆テロを起こしたテロリストはの英雄化は、そのテロリストの名前を学校の名前としたり、スポーツのトーナメントの名前にする事によって行われているそうです。

パレスチナ自治区の学校の生徒に「あなたの夢は何ですか?」と聞いたインタビュー映像では、その質問に対し、「私の夢は、あの〇〇さんの様に殉教(自爆テロ)し、ユダヤ人をより多く殺すことです」と女子生徒が答えていました。

憎しみを植えつけ続けられる子供達を覚えて、

常に「敵」に囲まれているイスラエルを覚えて。

「エルサレムのために平安を祈れ、「エルサレムを愛する者は栄え、
7 その城壁のうちに平安があり、もろもろの殿のうちに安全があるように」と。  詩篇122:6−7

PMWのサイトはこちらから。 どの様な手法で偽りの報道がされ続けているかを見る事ができます。 http://www.palwatch.org/

~~~~ 続きを読む 神学的テロリズム

ラマダン期間中のテロ

イスラム教においては、今年は7月5日でラマダンの期間が終わります。以前は普通、ラマダンの期間にイスラム教では、戦闘行為を控え、断食と祈りに専念するはずなのですが、タリバン等から、過激派はこの期間にも戦闘行為を続け、イスラム国に至っては、それを拡散する時期としています。

1.イスラエル国内

パレスチナ人テロ:13才少女を自宅寝室で殺害 2016.6.30

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