核戦争待望とキリスト待望

昨日、私たちの教会の礼拝は、聖書講解でダニエル書9章を読みました。午前と午後の二つの礼拝でそれぞれ前半と後半に分けて、じっくりと学びました。ダニエル書は個人的に、ずっと親しみをもって読んでいき、また何度となく教えて来た書物の一つです。けれども、時代が時代だけにますます真実味をもって読むことができました。

ダニエル書9章1‐19節(原稿 ・ 音声
ダニエル書9章20‐27節(原稿 ・ 音声

そうした学びの準備の中で、以前からとても気になっていた批判がありました。9章にある七十週についての解釈について、それをどのように解釈するのか?という釈義によって議論するのではなく、政治的に利用されていることを殊更に取り上げて、結果的に、自身も政治的になっておられることです。 続きを読む 核戦争待望とキリスト待望

「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」

読了しました!

「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」(小泉悠著 東京堂出版)目次

それほど頁数の多い本ではありませんでしたが、これまでロシアについて知らなかった私は、地名とか、どんどん新しい名称や情報が出て来るので、話を追っていくのに脳みそを使いました。

聖書に出て来る役者

ずっと前から気になっていた国 ― ロシアです。

私たちは、知らず知らずのうちに、西側諸国の情報や教育、また視点で世界を見ています。日本は戦後、米国の占領下にあり、その延長で教育を受け、それから日米同盟を始めとして、世界の勢力均衡の中では西側の陣営にいますから、欧米からの情報源を主たるものとしています。特に米国の主要マスコミからのものを、表面的に翻案されているものがほとんどです。

けれども、聖書は、イスラエルを中心とするその周辺地域が舞台です。エデンの園から始まりますが、それはユーフラテス川やティグリス川の流域、すなわちイラク辺りであり、そしてアブラハムがカナンの地に渡り、そしてエジプトからの脱出がありと、創世記10章を見れば、欧州南部からロシア南部にかけて、それからイラクとイラン、そしてアラビア半島と北アフリカに至る一帯までが、聖書が具体的に網羅している地域であります。

その中で、聖書の預言において、ロシアは大きな登場人物となっています。 続きを読む 「プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア」

「言葉狩り」という恐怖

オーストラリア人のNeel Kolhatkarというコメディアンが、”Modern Educayshun”という短編映画を動画で流しています。

その題名は「現代の教育」という意味ですが、正しい綴りEducationから、、shun(避ける、遠ざける)という言葉に言い換えることによって、「当たり前のことを言えないように疎外する」という皮肉を込めています。全てのことを平等にすることによって、どれだけ息苦しく、人々の自由や人間性を奪い取るかを風刺しています。

ある方が訳してくださった、大まかな日本語訳を記事下のコメント欄に掲載します。

教会にも見えてくる「言葉狩り」

こんな感じですが、私は、「あれっ?日本のキリスト教界にもありそうな?」と思いました。例えば、らい病を「ツァラアト」を翻訳した根拠が「差別語」だというところに、かなり違和感を抱いていました。新共同訳の、適宜、文脈に即して訳し分けているほうが、はるかに誠実だと思っております。私は今でも、その文言が出ると第二版に基づいて「らい病」と、そのまま読んでいます。 続きを読む 「言葉狩り」という恐怖

「目に見える戦争」から「目に見えない戦争」へ

この二つのNHK「クロ現代」の番組を見ました。

アメリカに監視される日本 スノーデン未公開ファイルの衝撃

NHK クローズアップ現代+ 「アメリカに監視される日本 ~スノーデン“未公開ファイル”の衝撃… 投稿者 WWAYY

プライバシーか?セキュリティーか? スノーデン日本ファイルの衝撃~

NHK クローズアップ現代+ 「プライバシーか?セキュリティーか? ~スノーデン“日本ファイル… 投稿者 WWAYY

ヒューミントではなく、先端技術に依存する官僚化したCIA

非常に興味深いです。昔、イラク戦争後に出版された、次の元CIA職員による本によって、衝撃を受けました。 続きを読む 「目に見える戦争」から「目に見えない戦争」へ

カルバリーチャペル日本カンファレンス2017

毎年恒例の、日本のカルバリーチャペルの諸教会が集まる聖会が、東京国分寺で行われました。

本当に、神の恵みを思い主に感謝しています。年を経る毎に、私たちが仲良くなり、共に賛美して、御言葉を聞き、じっくり交わり、互いに祈り合い、豊かな、豊かな兄弟愛を感じています。ただ主の御名をほめたたえるばかりです。

フェイスブック・ページ(大会の様子を写真でたくさん見られます)

ホームページ(メッセージを聞くことができます)
※以下、各セッションの題名のところにこのホームページからの音声の直リンクを貼りました。 続きを読む カルバリーチャペル日本カンファレンス2017